tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

真田丸(7)奪回

2016年02月24日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)

日曜日(2/21)、真田丸「第7回奪回」を見た。内容は「奪回失敗」なのであるが。NHKのHP「あらすじ」によると、
※トップ画像は、NHKのHP「フォトギャラリー」から拝借

本能寺の変後の混乱に乗じて、昌幸(草刈正雄)は領地の奪回を狙う。滝川一益(段田安則)と北条氏政(高嶋政伸)が戦っているすきに上州の沼田城と岩櫃城を取り戻す。信繁(堺雅人)は一益に人質に取られていた祖母とり(草笛光子)、きり(長澤まさみ)を救出するため小諸城に潜入。信繁の知恵で成功するかに思われたが…。勢いに乗る北条に周囲の国衆たちがなびく中、昌幸は上杉景勝(遠藤憲一)に会いに行くことを決意する。

今回は全く「虚々実々の展開」という言葉がピッタリと当てはまる。昌幸と信繁のトリッキーな動きがとても面白い。それは当記事の最後の「ストーリー」でお読みいただきたい。今回も草笛光子が光っていた。「ドラマなブログ」には、

今回は何といっても草笛光子さん演じるとりが大活躍でした。松の救出に続き、またしても人質の奪回に失敗してしまった堺雅人さん演じる信繁に対し、「信じる者に道は開ける」という名言を与えて元気づけます。

そして人質として木曽義昌に引き渡されて動揺する信繁らに対して、根拠のない安心感を与えたかと思えば、実は木曽義昌の恥ずかしい過去を知る存在として絶大な力を発揮。

人質の身ながら義昌にビンタをかまして信繁と長澤まさみさん演じるきりを解放させてしまった肝っ玉は圧巻でした。また、長澤まさみさん演じるきりの、うるさくてめんどくさい女っぷりが面白いですね。


単発のドラマなら、一直線に信州→関ヶ原→九度山→大坂の陣、と話が展開するところだが、大河ドラマは1年あるので、サイドストーリーというか、少し脇道にそれた「小ネタ」が面白い。脚本家の三谷幸喜の面目躍如といったところか。殺伐とした戦さの場面にはめ込まれた「日だまり」のようなシーンは、週末に家族でテレビを囲んで見るにはうってつけである。では今回の詳しいストーリーを「新米パパの子育てエブリデイ」から拾っておく。

天正10(1582)年6月18日、上野の神流川で北条軍と戦い、北条の大軍の前に敗北し総崩れとなった滝川軍は箕輪城へ敗走します。真田が領地を取り戻す絶好の機会。昌幸(草刈正雄さん)は人質に取られているとり(草笛光子さん)を救出するため、沼田城に兵を送り城を奪回します。ところが、肝心のとりは見つかりません。とりは滝川一益(段田安則さん)が箕輪城に引いた際、一緒に連れて行かれていたのでした。

昌幸は、沼田城を矢沢頼綱(綾田俊樹さん)、岩櫃城を信幸(大泉洋さん)に任せ、自身は信繁(堺雅人さん)を連れて箕輪城に乗り込みます。滝川一益は負け戦の最中、真田が沼田城と岩櫃城を取り返したことにまだ気づいていないだろうと見込んでの策ですが、ウソをついていると一益に知れたら大変ですね。

昌幸と信繁が箕輪城に入ると、真田が援軍に来たと誤解した一益が満身創痍の姿で出迎えます。一益は、これから本領の伊勢に帰る、滝川勢が無事に信濃を抜けるまでは人質のとりを預かっていたいと言います。昌幸は断れず、一益と別れの杯を酌み交わすことになります。

信繁は、 矢沢三十郎(迫田孝也さん)と城の奥に忍び込み、人質のとりときりを見つけました。「必ず助け出す」と約束し、信繁たちはいったん引き上げます。

昌幸が一益と酒を酌み交わしていると、一益が「岩櫃城と沼田城を二つとも返そうと思う」と話し出し昌幸は驚きます。一益は織田家の立て直しが急務であるとし、上野と信濃はそれぞれの国衆に返すというのです。酒宴が終わると、後ろめたい昌幸は信繁に事の次第を話します。「わしは嘘ばかりついているからな。このことが知れたら、一益様も怒りに火がつくだろう」 案の定、真田が沼田城と岩櫃城を奪回したことは一益の耳に入り、昌幸の嘘はすぐにバレてしまいます。

翌日、一益は箕輪城を出て、小諸城に入ります。小諸城には滝川の兵と小諸城の兵が入り混じっている。信繁はそこを狙い、とりたちを救い出す作戦です。夜、信繁と三十郎は城に忍び込み、小諸城の兵士に対しては滝川の家臣を装い、 人質の居場所を突き止めます。見張りの滝川の武士に対しては小諸城の兵に成りすまし、あと少しでとりときりを救い出せるところでしたが、結局素性がバレて一益に捕らえられてしまいました。真田は一益の信頼を失い、信繁、三十郎、とり、きりの四人は人質として木曽谷を支配する木曽義昌(石井愃一さん)の居城・木曽福島城に送られます。

義昌は人質を見回すと、横柄な態度で「いずれわしは大名になる」と豪語しますが、人質の中にとりの姿を見つけると表情を変えます。その後、義昌は信繁たちの部屋にやってくると、とりにあいさつし平身低頭しています。とりは義昌が子どものころからよく知っているような存在でした。結局、義昌ととりが話をつけ、とりは人質として残り、信繁はきりを連れて真田の郷に帰ることになります。

真田屋敷に帰った信繁は、またしても人質を連れ帰れず、すっかり自信をなくしてしまいます。信幸(大泉洋さん)は、奪回した岩櫃城と真田屋敷の留守まで任されて手いっぱいで信繁に何も言ってやることができませんでした。

その頃、昌幸は上杉景勝(遠藤憲一さん)に会いに行き、信濃は上杉に敵対しないと宣言します。「真田は、上杉の兵。力を合わせて北条から信濃を守りましょう」という昌幸に景勝は「わかった。共に戦おう」と答えます。景勝からよい返事をもらった昌幸は信尹(栗原英雄さん)と落ち合い、「頼んだぞ」と声をかけます。昌幸が上杉に近づいたのは、昌幸の計略だったのです。

真田屋敷に戻った昌幸は、とりの救出に失敗した信繁を叱りつけます。信繁がしくじるのは、勘に頼りすぎるからだ。でもくそ真面目な信幸と違い面白い。面白いお前にもう一つ仕事を任せようといい、密命を与えます。

昌幸は、元は武田家臣で今上杉家につかえる春日信達を調略し、北条に寝返らせろと信繁に言います。昌幸は表向きは上杉につき、裏では北条につこうという腹。これは北条に服属する際に真田を少しでも有利な立場にするための作戦でした。この調略は次回に続きます。
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春風薫る 桜井・大宇陀満喫ツアー(大人の遠足シリーズ 第2弾)

2016年02月23日 | お知らせ

奈良のうまいもの会事務局から、こんなメールをいただいた。「春風薫る 桜井・大宇陀満喫ツアー」のご案内である。

奈良のうまいもの会 会員各位
お世話になります。昨年に引き続き、奈良満喫ツアーを奈良交通様にご提供頂きました。

内 容:桜井・大宇陀満喫ツアー(お土産、特典多数)
料 金:8,800円
出発日:3月16日(水)、3月19日(土)


ツアーには奈良のうまいものプラザお食事券(500円分)がもれなく付いております。特に3月16日はまだまだ席が空いていおります。3月16日は奈良のうまいもの会代表理事 井上会長も参加予定♪ じ~~っくり、奈良のうまいもの会についてお話をしたいと思われる会員様チャンスです! あっ、の~んびり純粋にツアー満喫って方ももちろんご参加ください!ふるってご参加ください。


500円引き券以外に、こんな特典がある。
1.三輪そうめん(手延べ)のお土産
2.料理旅館今阪屋のお土産
3.久保本家酒造のツイーツ、または日本酒飲み比べ
4.道の駅大宇陀のお買い物割引券
5.井上ぼたん堂の草餅

電話でのご予約は奈良交通総合予約センター TEL:0742-22-5110

これは楽しそうなツアーだ。皆さん、ぜひ「春風薫る 桜井・大宇陀満喫ツアー」にご参加下さい!


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奈良の森と木と家のフェスタ(第3回)、好評開催!

2016年02月22日 | 林業・割り箸
2月20日(土)~21日(日)、イオンモール橿原で「第3回 奈良の森と木と家のフェスタ」が開催された。「奈良の木」マーケティング協議会のHPに詳しい情報が出ていた。今朝(2/22)の産経新聞奈良版では「県産木材の良さ触って体感 橿原でフェスタ 子ども向けコーナーも」の見出しで紹介されている。全文を引用すると、





杉や桧(ひのき)などの県産木材に直接触れ、その良さを体感できるイベント「奈良の森と木と家のフェスタ」が21日、橿原市のイオンモール橿原で開かれた。良質な県産の木材について広く知ってもらおうと、県や木材産業、建築業団体などでつくる「『奈良の木』マーケティング協議会」が主催し、今回で3回目。





会場には、県産材を使用した住宅構造模型が展示されたほか、杉材や桧材で作られた積み木や輪投げ、大量のかんなくずが入ったプールが楽しめるコーナーもあり、子供たちはさわやかな木の香りに包まれながら楽しんでいた。父親(37)と訪れた橿原市の久保朋也君(5)は「積み木でたくさん遊んで楽しかった」と笑顔で話していた。




同僚のIくん

私は土曜日(2/20)に訪ねた。ウチの会社も協力していて、Iくんがハッピ姿で忙しく接客していた。子どもは木の感触が大好きだ。以前あるイベントで、吉野杉・吉野ヒノキの白木(しらき=素木)のフローリングを用意し、靴を脱いで上がれるようにしたところ、たくさんの子どもたちが載り、ごろごろと転がって木の感触を楽しんでいて、驚いたことがある。人間は本能的に、木の感触が心地よいことを知っているのである。



木の家を建ててもらうには、木の良さを知っていただくことから始めなければならない。長い道のりではあるが、入口としては、まずこのようなイベントが必要だ。「奈良の木」マーケティング協議会さん、地道でロングランの活動をお願いします!
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真田丸(6)迷走

2016年02月21日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)
先週の日曜日(2/14)、NHK真田丸「第6回 迷走」を見た。NHKのHP「あらすじ」によると、
※写真はNHKのホームページ「フォトギャラリー」から拝借

本能寺の変、直後の安土。信繁は松を連れ信濃へ逃げようとするが、明智兵に見つかってしまう。追いつめられた松は思わぬ行動に。真田の郷では、「信長公のあだを討つべし」と正論を主張する信幸に対して、昌幸の策は意表をつくものだった。一方、信長の死を知った北条氏政は、信濃に狙いを定め、北条への恐怖におびえる故郷に、信繁が悲しい知らせとともに帰ってくる。

明智方に追い詰められた松は、琵琶湖に大ジャンプ。ここで松は亡くなったのかと思いきや、番組の最後のあたりで粗末な小屋で農民に助けられた松が登場し、ホッとする。一方、滝川一益(織田方)への人質には昌幸の母「とり」(草笛光子)に頼むことに。とりのキッパリとした態度には、サムライの妻(および母)の気概が感じられる。

主君・信長を失って迷走する昌幸。織田につくか、北条につくかで迷うが、最後には「どんな手を使っても、真田を守り抜いてみせる。大ばくちの始まりじゃ」と、滝川と北条が戦っているすきに、岩櫃城と沼田城を奪い返すと宣言。これは次回が楽しみである。今回はブログ「新米パパの子育てエブリデイ」から、ストーリーを拾っておく。

「本能寺の変」から2日たち、安土城は明智軍に占拠されます。信繁たちは粗末な小屋に身を潜め、脱出する機会をうかがっていました。しかし、身を隠すには人数が多すぎたのかあっさり明智の兵に見つかってしまいます。信繁、三十郎、茂誠は必死の抵抗を見せ、人質は四方に散らばって逃げました。

松が明智の兵に囲まれ追い込まれたところを、佐助(藤井隆さん)が駆けつけて一度は敵兵の手を逃れますが、とうとう崖まで追い詰められてしまいます。行き場をなくした松は、琵琶湖に飛び込み行方知れずとなってしまったのでした。

信繁は、せめて松のそばにいたいという茂誠を残し、三十郎、佐助とともに信濃を目指します。そしてその途中、出浦昌相(寺島進さん)と遭遇。昌相は、信濃を脱出する織田家臣・森長可(谷田歩さん)を警護してきたのでした。信繁が「明智が天下を取るのか」と聞くと、昌相は「どれだけ味方を増やせるか。主人を不意打ちで襲った人間に付くものは少ないだろう」と答えます。昌相は、乱世だからこそ素っ破の流儀に値打ちが出るというのです。

真田屋敷に戻った信繁は、松を助けられなかった不手際を詫びます。これも人質の宿命だと、昌幸(草刈正雄さん)、信幸(大泉洋さん)は信繁に声をかけますが、薫(高畑淳子さん)は娘を失った悲しみから信繁を責めます。

この後、粗末な山小屋で粗末な服をまとった農民らしき男に助けられた松が画面に映し出されました。松は崖から飛び降りたにも関わらず、奇跡的に助かっていたのです。

伊賀越えの疲れを癒すため、家康(内野聖陽さん)が側室の阿茶局(斉藤由貴さん)に足をもませているところに、本多忠勝(藤岡弘、さん)がやってきます。明智討伐をする気はないという家康に、忠勝は驚きます。本多正信(近藤正臣さん)の進言もあり、北条との戦いに援軍を求めてきた滝川一益 (段田安則さん)に対して、「兵を出すと伝え、のらりくらりとやり過ごす」ことになります。

昌幸は、信長の死を知った一益に呼び出され人質を要求されます。すでに国衆を集め、上杉に付くとの方針を伝えていた昌幸は、どの勢力に付くべきか身の振り方に悩み、信幸(大泉洋さん)の意見を聞きます。信幸は「自分の意見が今まで採用されたことがないのに答える意味があるのか」とふてくされながらも、「織田につくべき」と答えます。昌幸は、「お前はまっすぐな男だ」と信幸をたたえるのでした。

昌幸は屋敷に国衆を集め、一益を盛り立てていこうと今後の方針を伝えます。ところが室賀正武(西村雅彦さん)が、昌幸を朝令暮改と批判し、一益ら織田勢を追い払い北条に仕えると言って国衆をまとめます。それを聞いた昌幸は「よかろう。では、われらは北条に従う」と答えます。昌幸の変わり身の早さにあぜんとする信幸。父の昌幸の言動に振り回され、長男の悲哀を感じさせる信幸を演じる大泉さんがいい味出していました。

6月13日。明智光秀が「山崎の戦い」で羽柴秀吉(小日向文世さん)に敗れます。秀吉は草履取りから己の才覚だけでのし上がり、一益によれば天下人に最も近い男。秀吉の勝利を見た北条は、5万の大軍で上野に攻め込みます。上野の滝川方の兵力は2万足らず、一益は真田に援軍を要請しますが、昌幸は動こうとしません。

信幸と信繁がやきもきする中、ようやく心を決めた昌幸が立ち上がります。信濃は豊富な資源があり、自然に恵まれ、東西を結ぶ要の土地。この地を手に入れようを上杉、北条、徳川が躍起になっている。それならば、それを逆手にとってやろう。この信濃があれば真田も大名と対等に渡りあえるはず。手始めに、滝川と北条が戦っているすきに、岩櫃城と沼田城を奪い返すと昌幸は宣言します。「どんな手を使っても、真田を守り抜いてみせる。大ばくちの始まりじゃ」
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空海の足跡を訪ねる(ヤマトロジー講座)は 2月27日(土)!

2016年02月20日 | お知らせ
2月27日(土)午後1時から、私は「空海の足跡を訪ねる~奈良から高野山へ~」という講話をします!本年1月からスタートした「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」の一環で、毎月第4土曜日13時から、近鉄奈良駅ビル5階のクラブツーリズム奈良旅行センターで開催します(90分。参加費=1,200円)。香り高いコーヒーつき。同センターのチラシによると、
※写真は、奈良まほろば館(東京日本橋三越前)での同タイトルの講座。2015.12.27撮影

第4土曜日 まほろばソムリエのヤマトロジー講座
奈良のスペシャリスト「奈良まほろばソムリエ」がやさしく解説します!
料金(おひとり):1,200円 

開催日2月27日(土)「空海の足跡を訪ねる~奈良から高野山へ~」
高野山や東寺を開いた空海は、奈良にも深いゆかりがあります。空海の生涯とその教えを分かりやすく解説いたします。コース番号[B5384-036]


ネットによるお申し込みは、こちら。電話による申し込みは、0742-90-1000(9:15~17:30 日・祝は休業)。3月以降の予定は、

3月26日(土)「恵心僧都源信」大山恵功
4月23日(土)「マスターしよう!大和の河川」福井洋
5月28日(土)「これで読める!大和の難読地名」吉川和美
6月25日(土)「入門!南朝・後南朝とその史跡」前川光正

開催時間:各回13:00~14:30 講師:NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員



HPは、こちら。また3月には、お水取りにちなみ、こんな講座も開催される。

お水取りのスゴさがわかる!修二会講座
開催日時:3月7日(月)15:00~16:30
講師:安井永(奈良まほろばソムリエの会)
料金(おひとり)1,500円 コース番号[B5386-036]

ネットによる申し込みは、こちら

また毎週第2土曜日13時から、吉田美幸さん(元高校教諭)による「日本史 歴史に名をなす人物 光と影」講座も開かれている(90分。参加費=1,200円)。詳しくは、こちら

奈良の歴史好きの方は、毎月第2および第4土曜日13時から、クラブツーリズム奈良旅行センター(近鉄奈良駅ビル5階)へ行けば、いろんな歴史の話が楽しめるという仕掛けです。皆さん、ぜひお申し込みください!
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