今日(3/31)は終日、窓ぎわでロッキングチェアーに揺られながら読書していた。ウメのつぼみが膨らみ始めたのに、外は季節はずれの吹雪だ。庭の木々は幹の片側だけが真っ白くなり、寒々と立ち、一幅の絵を見るように美しかった。
いつしか眠気に誘われ、手にした本が床にコトンと落ちた。肌寒さを覚え膝掛けを伸ばした足に掛けた。いつか眠りに落ちたが、林の木漏れ日が明るく、ぼんやり開けた目に風がながれ雪が舞っていた。
こうして他愛もなく一日が暮れていく。そして冬から春へと四季が巡り年が過ぎていく。ふと、そんなことを考えながら、色即是空は本当に真実なのだと思った。
ある日ある時に、そんなことを考える自分があった事実も、吹雪に立つ木々も、積もった雪が解けてなくなるように、何もかもが空しく、なくなってしまうのか。
ようやく巡った春の季節に、何かはかない思いに駆られた。
いつしか眠気に誘われ、手にした本が床にコトンと落ちた。肌寒さを覚え膝掛けを伸ばした足に掛けた。いつか眠りに落ちたが、林の木漏れ日が明るく、ぼんやり開けた目に風がながれ雪が舞っていた。
こうして他愛もなく一日が暮れていく。そして冬から春へと四季が巡り年が過ぎていく。ふと、そんなことを考えながら、色即是空は本当に真実なのだと思った。
ある日ある時に、そんなことを考える自分があった事実も、吹雪に立つ木々も、積もった雪が解けてなくなるように、何もかもが空しく、なくなってしまうのか。
ようやく巡った春の季節に、何かはかない思いに駆られた。