エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チェリノブイリ事故から20年

2006-04-17 | 環境問題
NHKスペシャル「チェリノブイリ事故20年」▽突然のガン多発▽被ばく500万人汚染地に暮らす (4/16 10:00) を視聴した。

 20年前の4月26日、史上最大の核汚染、チェリノブイリ原発事故が起こった。
 いま、その後の実態が報道され、あらためて放射能汚染の恐ろしさを知り、同時に原発の安全性について考えさせられた。
 旧ロシア各地での深刻な健康被害は、事故後処理に当たった人のガン多発、20年経って甲状腺ガンの発症が増えている(ベレルーシ)、また比較的低い放射線量の地域でも長期の被爆による突然の白血病の発症が増えている(ゴメリ)などである。
あの一瞬の事故による放射能汚染は数百年以上続くことを認識しなければならない。そして、原発については、人為的にも自然的にも絶対に安全とは言えない。
 今何が問題なのか。突き詰めると、近代文明をどうとらえ直すかの問題だと思う。
省エネ、需要抑制しかなく、とりあえずは原発重視から代替クリーンエネルギー政策への転換が重要と考えている。今後も原発政策、今問題のプルサーマルにも注視していきたいと思う。