エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

還暦を迎えて

2006-04-03 | 日々の生活
 私は今日4月3日、満60才を迎えた。還暦である。
(夕食時に、家族でささやかな誕生祝いをしてもらうことになった。
 妻とは同じ歳であり、還暦のお祝いは時期を見て、二人一緒にと子供たちにお願いした。)

 楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、笑ったこと、泣いたこと、感激したこと、ガッカリしたこと、数限りないその時その時の思いを抱きながら六十年が過ぎ去った。
 実は自分は3年前に死んだと思っている。手術後生死をさまよい一度はあきらめた命が救われた。だから誕生日は2つある。自分の中では退院の日を新しい誕生日と決めた。
 今日、昔の誕生日も一回り巡り生まれたときの干支に戻った。ここでもう一度生まれ変わって、新しい意識で新しい人生を出発したいと思っている。
 「終わりよければすべてよし」を目標に、悔いのない日々を過ごして行きたいと思っている。
      感涙の 喜び新た 還暦祝う

今年の年賀状に添えた散文

『 もう一度生まれ変われるならば、
   画家になって、自然の風景を描きたい
  もう一度生まれ変われるならば、
   詩人になって、美しい心を詠いたい
  もう一度生まれ変われるならば、
   蝶になって、山のお花畑を舞ってみたい
  もう一度生まれ変われるならば、
   渡り鳥になって、大空を旅したい
 
  もう一度生まれ変わって
   これまで出来なかった生き方をしたい
  もう一度生まれ変わって
   本当の生き方を求めたい       』