3時のお茶に、妻が「冷蔵庫を整理していたら出てきた」と言って「やしょうま」を出してくれた。米の粉を蒸してこねた、懐かしいふるさと信州のおやつだ。
数年前、母がまだ元気な春に妻の実家を訪ねた折りに、妻たち4人姉妹が仲良く楽しそうに作っていた。初めて見るものに興味をそそられ、にぎやかな楽しい料理教室をじっくり参観させてもらった。
なかなか難しいが、姉たちは長年の経験がものを言い、菊や桜、あやめなど美しい形ができた。金太郎アメと同じだ。
数年間冷凍保存していたあのときの芸術作品を電子レンジで温めた。柔らかくなった「やしょうま」はほんのり甘い味で、素甘(すあま)という和菓子の感触でとても美味しかった。
ふと母を思い出しながら懐かしい味を楽しんだ。
やしょうまの 花の模様に 義母思う
《「やしょうま」をつくる》


●本来「やしょうま」は、毎年春、お釈迦様の命日である2月15日から1ヶ月遅れの3月15日前後に、長野市を中心として善光寺平周辺、さらに麻績や坂井村などでつくられ食べられるそうだ。だから、この時期スーパーや和菓子屋さんの店頭では、20センチ程の長さの「やしょうま」がたくさん並べられているそうだ。
『広辞苑』には「2月15日の涅槃会の供物。米の粉または小麦粉でだんごを製するが、手で握った形が馬に似るところからいう。やせうま。」とある。
【参考:http://homepage3.nifty.com/himegappa/ikyo/yasho/yasho.html】
数年前、母がまだ元気な春に妻の実家を訪ねた折りに、妻たち4人姉妹が仲良く楽しそうに作っていた。初めて見るものに興味をそそられ、にぎやかな楽しい料理教室をじっくり参観させてもらった。
なかなか難しいが、姉たちは長年の経験がものを言い、菊や桜、あやめなど美しい形ができた。金太郎アメと同じだ。
数年間冷凍保存していたあのときの芸術作品を電子レンジで温めた。柔らかくなった「やしょうま」はほんのり甘い味で、素甘(すあま)という和菓子の感触でとても美味しかった。
ふと母を思い出しながら懐かしい味を楽しんだ。
やしょうまの 花の模様に 義母思う
《「やしょうま」をつくる》


●本来「やしょうま」は、毎年春、お釈迦様の命日である2月15日から1ヶ月遅れの3月15日前後に、長野市を中心として善光寺平周辺、さらに麻績や坂井村などでつくられ食べられるそうだ。だから、この時期スーパーや和菓子屋さんの店頭では、20センチ程の長さの「やしょうま」がたくさん並べられているそうだ。
『広辞苑』には「2月15日の涅槃会の供物。米の粉または小麦粉でだんごを製するが、手で握った形が馬に似るところからいう。やせうま。」とある。
【参考:http://homepage3.nifty.com/himegappa/ikyo/yasho/yasho.html】