エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

幸せ感じた春の一日

2006-04-19 | 日々の生活
               《さわやかなスズメノヤリの頭花》

 昨日はようやく春らしい穏やかな日となった。
ママが下の2歳の孫娘を連れてわが家へ出勤。3歳半の孫はいつも私たち老夫婦と寝ている。朝食はいつも近くの孫と一緒だ。
 食事が一段落すると庭でシャボン玉遊び、七色の夢の世界が膨らむ。
縁側でお茶、孫たちのおやつはアイスクリーム、おこぼれを愛犬が催促している。
11時近くになり、近くの短大まで散歩に出る。妻と娘と孫2人。私はカメラ持参、サクラの様子が気になっていた。
 途中のパン屋さんで5つの菓子パンを買う。孫それぞれに好みの芸術品を求めた。個性豊かな美味しそうなパンをどんな目で観ているのだろうか。
 いつもの指定席、短大のベンチに休み、みんなでパンの袋を広げた。
 孫たちがグランドを一周している間に私は自然観察。寝ころんで花を付け始めた雑草にカメラを向けた。芽吹き始めた緑がさわやかだ。ここのタンポポは在来のエゾタンポポ、黄色が鮮やかに凛として美しいく、スズメノヤリの頭花が実にさわやかだった。サクラはようやく赤く膨らみ、後数日で開きそうだった。
 疲れておんぶをせがむ孫2人を私と妻が背負い、お話ししながら家へ戻った。


こうした平凡な日々がいつまでも続いて欲しいと思った。
こんな日をいつか思い出すことがあるだろうか。幸せを感じた春の1日となった。