エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ヒメシジミの斑紋異常個体を撮る

2007-07-06 | 昆虫
梅雨の晴れ間に、今年もテングチョウの集団吸水を見に出かけた。この時期気になっていたので、約1時間、東山ダム方面にチョウを撮りに出かけた。

 昨年より時期が遅れたが、今年もいつもの広場に数十頭が乱舞していた。テンブチョウはどこでも愛嬌のよく迎えてくれるが警戒心が強く、集団の撮影はなかなか難しかった。 昨年は6月末に撮影に出かけたが、近くのウメの木にオオミスジが舞っていた。今年はもう姿がなかったが、運がよく、オオムラサキが吸水に来ていた。オオムラサキはカメラを間近まで近づけることができたが、なかなか翅を開いてくれず、美しい紫を撮すことができなかった。
他にはミドリヒョウモンくらいで、チョウの種類は少なかった。

【テングチョウ集団吸水(2006.6.29撮)】 


【オオムラサキの吸水】


【ウスバシロチョウ黒化異常】


 偶然にヒメシジミの斑紋異常の個体♀を撮ることができた。
裏面の黒点がところどころ連結している。初めて見る珍しい個体だった。
いろいろな異常型があるようだが、蛹の時期の気温の変化が原因と聞いたことがあった。 会津柳津ではウスバシロチョウの黒化異常が見られる。これは日本海側に多いようだ。冬の雪の影響もあるかも知れない。
 今日は思い出に残るラッキーな日となった。運がよかった。