【桑の葉裏のキボシカミキリ】
しとしと降る庭に、スジグロシロチョウが弱々しく舞っている。
写真を見たら触覚が波打っていた。羽化したてのようだ。
桑の葉の裏にはキボシカミキリが2頭止まっていた。思えばもう7月も10日、例年の出会いだがいつもより小型に見えた。触覚の長さには驚かされる。全身を撮った。
彼らの棲息、行動範囲はどれくらいなのだろう。そうは広くないと思う。
例えば、今ユキヤナギの周りをスイスイと舞っているホシミスジは、幼虫、蛹も確認し、昨年は羽化の様子を観察できた。我が家の、街中のちいさな自然の中でわずかな緑の中で何種類かのチョウや虫たちが世代交代を繰り返している。よく生きながらえていると思っている。
通りかかったアゲハ類がユズやサンショに卵を産んでくれる。でも、庭にはエノキもヤナギの木もあるのだが、昔は時々見かけたオオムラサキやコムラサキはしばらく見ていない。