エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

アジア杯サッカー 応援

2007-07-22 | 日々の生活
                 【喜びのイレブン】(ネットより)


 昨夜、アジア杯サッカーのオーストラリア戦のテレビ中継を観戦した。
いい試合だった。
 後半、コーナーキックから先取点を取られた時はもう駄目だと思った。素人なりに1点の重みは分かる。でも、その3分後、高原の個人技でゴール、同点となった。嬉しかった。つい歓声を上げてしまった。その後、日本チームがかなり優勢に攻めたが、延長を終えても決着が付かずPK、手に汗を握る試合だった。キーパー川口が初めの2本を止めた。結果は4-3での勝利、準決勝へ進んだ。

    
【高原同点ゴール】                【キーパー川口が止める】

 先の事は分からない。偶然か、必然か、この試合に限らないが、「ゲームの神様」はきっといると思った。

 この感動はどこから来るのだろうか。愛国心の表れだろう。同胞を応援する気持ちは、どこでも何の競技でも同じだと思う。Jリーグなど、普段は高見の見物である。でも、ひいきのチームを応援する気持ちは愛国心に通じるものなのだろう。あのサポーターの応援にはついて行けないが、気持ちの一端は分かるような気もした。

 大喜びの日本のファン、その向こうにはいつも相手のサポーターがいる。両チームの素晴らしい闘いに拍手を送りたい。ルールに則って最善を尽くした闘いがある。確かに勝ちたいが、結果は結果、ベストを尽くすところに感動が生まれるのだろうと思う。
 相手を考えずに、勝ちたいがためのエゴが発展するとそれは暴力につながる。相手の立場を尊重する姿勢は常に必要だ。いつも、試合の後の、両チームが互いの健闘を称え合う光景が好きだ。