エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

梅雨明けも間近かの庭

2007-07-19 | 自然観察
              【ノシメトンボを初見】

 夕方、雨が上がり、日が射してきたので庭に出た。ノシメトンボを初見した。
 昨日大分膨らんだキキョウの花が開いていた。まだつぼみがいくつもあるから、一度花が開く瞬間を見てみたいと思っている。 図鑑によると、キキョウの真ん中の花柱は、青い雌しべを黄白色の雄しべが囲み、雄しべが花粉を出して倒れてから、花柱の先が5つに開くと書いてあった。これは自家受粉を防ぐためのシステムで、雄しべ先熟と言うらしい。しばらく観察していたら、なるほど1時間ほどかかって雄しべが倒れた。自然界の不思議なからくりをみた思いだった。

【倒れた5本の雄しべ】

 庭を一廻りした。いつもの桑の葉上にはキボシカミキリがいた。
 アジサイ「墨田の花火」が大分ガクを広げていた。



 孫のために植えたミニトマトが次々とたわわに実を付けている。大分色づいたミニトマトを孫と一緒に初めて収穫した。
 

 菊の葉の上に、羽化に失敗したセミを発見した。多分ニイニイゼミかと思われる。かわいそうに空を飛べない。しばらくして、詳しく観察しようと戻るとどこにも姿が見えなかった。それにしても自然界にはむごいこともある。





梅雨明けも間近と思われる。     (2007.7.18)