エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

身近な蝶を撮る

2007-08-11 | 昆虫
              【ヤマトシジミ:カタバミに産卵】

 炎天下の乾いた庭でヤマトシジミが卵を産んでいた。食草はカタバミだ。ヤマトシジミはルリシジミ、ツバメシジミなどと共に、普通にどこにでもいるチョウだが、なぜか最近少ないような気がしている。ベニシジミはいつも見かけるが、食草の関係だろうか。

【ツバメシジミ】

【ベニシジミ】

 わが家の庭に棲息しているチョウは、ホシミスジ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメなど、産卵や羽化の様子を観察できる。庭に立ち寄るチョウは、思い出しながら挙げると、アゲハ、クロアゲハ、ウスバシロ、ヒメアカタテハ、イチモンジチョウ、イチモンジセセリ、テングチョウ、たまにヒオドシチョウ、ルリタテハ・・・などか。
 そして、今、日々訪れるチョウをデジカメで撮っている。思えば、毎年同じ季節に、何枚も同じ種類を撮している。でも、その瞬間が楽しい。

 チョウとのふれ合い、それは小学生の夏休みの昆虫採集から始まった。その後、飼育、観察、そして拙い少しばかりの研究へと発展した。険しい山へは行けなくなった今、写真撮影を楽しみ、かつて私の青春だったチョウとの数々の思い出をときどき浮かべている。(2007.8.10)