エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

短い人生

2007-08-23 | 日々の生活
 日曜論説「短い人生を長く生きるには」【福島民報(8/19) 宗像紀夫氏】を読んだ。久しぶりに、こころがすっきりするエッセイだった。

 そこにローマの哲学者の一文があった。「我々は短い時間を持っているのではなく、実はその多くを浪費しているのである」とあり、時間ではなく充実した有為な日々を述べていた。また、橘曙覧の句「たのしみは朝起きいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」など、人生は小さな感動の積み重ねに勇気づけられ生きていくことでは、と述べていた。
また、元首相広田弘毅の句「風車 風が吹くまで 昼寝かな」が紹介されていた。

なるほど、いずれもその通りと思った。

 「幸せな、意義ある人生とは?」と問われれば、語り尽くせない解答があるだろう。もうしばらく、そんな問いを抱きながら限りあるつかの間であろう日々を過ごしていきたい。