エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

青空に似合う木槿の花

2007-08-25 | 自然観察
            【青空に似合うムクゲ】

 木槿(ムクゲ)が青空によく似合う。庭には白、紫、と八重の赤の3種類の品種があり、毎日沢山の花を付けている。この夏の酷暑にも元気で咲いている。
木槿は、朝開花した花が夕方にはしぼんでしまう「一日花」だ。この夏いくつ花を付けたのだろうか。毎日10~20個として1ヶ月では300~600個にもなる計算だ。
この花の短命から、古来から、はかなさの風情を『槿花一朝の夢』と表現されていると言う。

いつも木槿と芙蓉は似ていると思っていた。また立葵(タチアオイ)もそっくりだ。調べてみたら
同じアオイ科の仲間だった。いずれも、その雌しべと雄しべに特徴があり、1 本の雌しべの先端は 5 つに分かれ,雌しべの下の方に雄しべがついている。雄しべが突き出る、南国のイメージのあるハイビスカスも同じ仲間で、これらに付く学名のHibiscus~はアオイ科フヨウ属の総称らしい。また、木槿は樹木だが、芙蓉や立葵は茎を見て1年草と思っていたが、芙蓉は落葉低木で立葵は2年草のようだ。

【美しい芙蓉】

朝夕大分涼しくなってきたが、まだまだ沢山のつぼみを付けている。秋の青空にはいっそう似合うのではないだろうか。