【嗚呼 黎明の空の色 :自室の窓から】
朝4時半、今朝も黎明の磐梯が美しい。ヒグラシの合唱が治まり、東山から日が昇るまでの青く、黒い磐梯は言い表せないくらい美しい。
「枕草子」の冒頭には「春は曙。やうやうしろくなり行やまぎはすこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる」とある。夏の曙にも同じ情景が見られた。
数十分で昇り始めた輝く太陽は明るく強い。朝早くからミンミンゼミが鳴き出し、いっそう今日の暑さを予見させた。でも、朝方のすだれ越しに吹きくる風はひんやりして、すがすがしかった。
日々変化する自然の移ろいだが、毎年巡る季節に変わりはない。暑い夏から秋へ、そしてやがて雪の季節を迎え春を待つ。年々歳々花相似たり、でも歳々年々人は老いる。
穏やかな日々を願いつつも、また1年が経ち何となく疲れるのは老いたせいなのだろうか。
芭蕉は「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」と言う。今日を生き、新しい日を迎える。ただ、この繰り返しの旅は永遠ではない。健康に留意し、毎日出会う自然に感動をもらい、小さな自然との対話を大切にしながら楽しい旅を続けたいと思う。
朝4時半、今朝も黎明の磐梯が美しい。ヒグラシの合唱が治まり、東山から日が昇るまでの青く、黒い磐梯は言い表せないくらい美しい。
「枕草子」の冒頭には「春は曙。やうやうしろくなり行やまぎはすこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる」とある。夏の曙にも同じ情景が見られた。
数十分で昇り始めた輝く太陽は明るく強い。朝早くからミンミンゼミが鳴き出し、いっそう今日の暑さを予見させた。でも、朝方のすだれ越しに吹きくる風はひんやりして、すがすがしかった。
日々変化する自然の移ろいだが、毎年巡る季節に変わりはない。暑い夏から秋へ、そしてやがて雪の季節を迎え春を待つ。年々歳々花相似たり、でも歳々年々人は老いる。
穏やかな日々を願いつつも、また1年が経ち何となく疲れるのは老いたせいなのだろうか。
芭蕉は「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」と言う。今日を生き、新しい日を迎える。ただ、この繰り返しの旅は永遠ではない。健康に留意し、毎日出会う自然に感動をもらい、小さな自然との対話を大切にしながら楽しい旅を続けたいと思う。