中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ハイキング 樫ヶ峰~社家郷山

2011-04-30 12:30:00 | アウトドア・スポーツ
■甲山の裏■

 マイナーな話で申し訳ないが、我が町兵庫県西宮市にはシンボル的な山があって、その形状からその名を甲山=「かぶとやま」(兜という字の方が合っていると思うが…)という。
 小学校低学年時の遠足には定番コースでもあるので、この山に登った市民も多いと思うが、その裏手にある山々は馴染みが薄く、その後ハイキング等を初めても六甲のメジャーなコースから離れているために訪れる人も少ないようだ。そんな甲山の裏にある山を巡ってきた。


■スタートは甲山近辺から■

 市民に解放されている甲山近辺には公園も多く、駐車スペースには事欠かない。したがって一旦甲山の周囲まで車を走らせ、駐車場を探す。そして甲山の前にある北山貯水池の無料駐車場が空いていたので、そこに車を入れてスタートした。
 
●スタート地点は甲山山頂の隣●

 スタート後は一旦鷲林寺の方向へと向かい、磐滝トンネルを抜けて有馬方面へと向かい幹線道路に沿って北上する。

●目指す山並み●

●付近では乗馬する姿も●

 逆瀬川方面との分岐する道路を抜けてそのまま直進する。

●そのまま直進する●

 やがて社家郷山(しゃけごうさん)キャンプ場に到着する。ここが、コースイン地点になるのだが、コースの入り口は見付け辛いので、迷う前にキャンプ場事務所で問い合わせるとイイだろう。

●社家郷山キャンプ場●

●キャンプ場事務所●

 愛想の良い係員に道を尋ねると、東側のフェンスを超えたところがコースで、3つの分岐の内、真ん中か左を歩くと樫ヶ峰方面へ抜けるという。

●コース分岐点にあるフェンス●

 我々は真ん中のコースを通って更に奥へと進んでいった。ちょうどツツジ我慢界の時期を迎え、コース脇を薄紫に染めている。

●山ツツジの花●

 コースの序盤はキャンプ場に関連した周遊コースになっているので、案内標識には事欠かず、迷うことはない。

●そこかしこにある道案内●

 周遊コースの最奥部にある「樫ヶ峰コース これより先ハイキング道…」という注意書きを超えると、樫ヶ峰~社家郷山方面へのルートに入る。しかし、ここも地図で確認すると周遊できるようになっている。川を越えると分岐があるが、今回は時計回りに周遊するつもりだったので左へと進路をとった。

●この川を越えたら分岐がある●


■キレット・ルート■

 左下に川を見ながら進んで行くと更に分岐があった。地図で確認してみてもコースが読めてこないので迷ったが、ここは判断がつかなかったので、妻に選んでもらうことにした。彼女の選択は表示のある「キレット・ルート」だった。後に調べてみると「キレット」とは登山用語らしく、「稜線の一部が急激に切れ落ちている場所」を指すそうだが、結果的には望んでいたロケーションであったために、ここを選んだのは正解だった。

●ここからはこの標識に従った●

 キレット・ルートはガレていたり植生が変わったりで変化に富んで面白い。そして途中にあった「キレット展望台」からの眺めも素晴らしい。

●キレット展望台への道●

●展望台からの眺め●

●椿もまだ咲いていた●

●イノシシの水浴び場●

●もしかすると山菜で有名な「コシアブラ?」●

 キレット・ルートの突き当たりは三叉路になっているので、右の樫ヶ峰へと向かう。


■山頂付近■

●三叉路(東三ツ辻出合)の道標●

 そして、ガイドブックで見つけて「歩いてみたい」と思っていた「馬の背」へと出る。

●「馬の背」に続く道の先が「樫ヶ峰」●

 そのまま景色を楽しみながら歩いていると、程なく樫ヶ峰の山頂に到着する。

●樫ヶ峰山頂の道標●

 そして、山頂で昼食をとる。

●前回とは違うバージョンの「クリームシチュー・ヌードル」●

 帰り際、馬の背から右下側を見ると、他にも馬の背コースがあるようだが、今回は時間の関係から次回以降のチャレンジに持ち越すことにした。

●右下に見える新たな「馬の背」●


■社家郷山■

 先程通過した東三ツ辻出合を越え、そのまま尾根上のコースを進んで行くと、やがて西三ツ辻出合に出る。どうやらここが社家郷山のようだが、どうもハッキリしない。

●読み取りにくいが、社家郷境界ウンヌンとある●


■下りコース■

 西三ツ辻出合を左に折れ、下って行くとここが林間ルートという、キャンプ場へと向かうコースになっている。

●西三ツ辻出合の道標●

●林間ルートの道標●

 このコースは林間でありながら、尾根伝いのために明るく、楽しいコースだ。

●明るいコース●

 途中、休憩&ビューポイントの東屋があるので、そこで小休止し、その後は程なくキャンプ場に到着した。



■知らない裏山■

 普段何気なく見ている地元の景色であっても、そこに何があるのかは行ってみないことには判らない。実際に社家郷山キャンプ場の存在すら知らなかったし、ましてやその裏山にこんなコースがあるのは想像すら出来なかった。知っているようで知らない地元の山。そんな場所を歩いてみると発見は無数にある。その事を実感した山歩きだった。
コメント
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