都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
みなさんは「挽曳(ばんえい)競馬」を知っていますか。
北海道十勝帯広市で開催されている、世界でたった一つの競馬です。
世界でたったひとつ。馬と人間が刻む北のロマン。
「ばんえい競馬」は鉄ソリを馬に曳かせ、全長200m、途中に2カ所障害(坂)のある直線コースで競うレースです。
よく知られている平地競馬とは違い、スピードだけではなく、馬の重いものを引っぱる力と持久力そして騎手のテクニックの勝負です。
このレースは北海道開拓に活躍した農耕馬で農民たちがお祭り競馬として楽しんでいたものがシステム化され現在の形に発展したもので、すでに35年以上の歴史をもち、北海道が育てた世界でたったひとつの「ひき馬」競馬として内外の注目を集めています。
緑豊かな北の大地で繰り広げられるこの「ばんえい競馬」は今、最もパワフルな競馬です。
最高1トンの重量物をのせたソリを引いて馬が走る
「ばんえい競馬」には負担重量があり、「騎手重量」と「ばんえい重量」に分けられています。
「ばんえい重量」はクラス別になっており、それぞれ規定がもうけられています。最高はなんと1トン、さらに馬具の重さを合わせると70キロ以上の重量増加となります。
馬体重なんと1トン。大型馬がエキサイティングに競う。
はじめて見る人なら「これが馬か!」と言ってしまうでしょう。
しかし「ばんえい馬」は大きいばかりでは ありません。
本来農耕馬ですから力のあることはもちろんのこと、ものを引っ張る抜群の持久力を持つ馬なのです。
それが競い合うのですからエキサイティングなのはまちがいなし。
華麗さは期待しないでください。
ダイナミックな感動を期待してください。
今日(2011.02.16)のニュースで、売り上げ目標に届かないと報道されました。競馬ファンのみなさん、ばんえい競馬を宜しくお願いします。
したっけ。
≪注意!≫猫好きの方は閲覧に当たっては注意が必要です。
三味線の起源については諸説あって定かではないのですが、祖型は中国の三弦とされ、永禄年間(1558~70年)に琉球を経て、日本に伝わったとされます。その時点では、蛇の皮を張ってありました。今でも沖縄には「三線(さんしん)」と呼ばれる一種の蛇皮線が伝わっています。
泉州堺の中小路と言う盲人が使いはじめ、その後、 虎沢と言う盲人が、いろいろな演奏のテクニックを開発したと言います。
三味線をいち早く音曲に取入れたのは上方の盲人であったが(上方地歌)、文禄年間(1593-96年)にいたってこれが傀儡子(くぐつしもしくはかいらいし)の伴奏として用いられるようになります。
かいらい‐し〔クワイライ‐〕【×傀×儡師】
1 人形を使って諸国を回った漂泊芸人。特に江戸時代、首に人形の箱を掛け、その上で人形を操った門付け芸人をいう。傀儡(くぐつ)回し。人形つかい。《季 新年》
2 歌舞伎舞踊。傀儡師の風俗を取り入れたもので、河東節・長唄・富本節・清元節などにある。
3 陰にいて人を操る者。策士。黒幕。
大辞泉
そして、慶長年間(1596~1615年)に、沢角(さわつの)または沢住(さわずみ) と言う、盲目の琵琶の名人が三味線を稽古し、小唄にのせて浄瑠璃節が出来たと言います。
その後、大坂に加賀都(かがいち)、城秀(じょうひで)の名人があらわれ、二人とも江戸へ来て、加賀都は柳川検校となり、城秀は八橋検校となります。当時の三味線の流派、柳川流と八橋流は、この両検校が始めた流だそうです。
初めは、三本の弦にちなんで、三線(さんせん)と呼んでいましたが、「三」の字を、閉口の音として、「さみ」と読むようになり、「さみせん」となり、いつの頃からか、味の字を当てて、三味線と書き、読み方も「しゃみせん」となりました。
三味線は花梨(かりん)・樫(かし)・紅木(こうき)・紫檀(したん)・桑(くわ)・鉄刀木(たがやさん)などを用いて、両面に猫または犬の皮を張ります。
江戸川柳に、次のようなものがあります。
『三味線屋 うしろぐらくも 灸をすえ』
私のように、三味線を知らない人間にとっては意味不明の川柳です。ネコには普通8つ乳首があり、そのうち4つが三味線に使う部分に入らないといけない。肩のあたりの硬い部分と乳首のまわりの柔らかい部分が、やはりこれも不規則に共鳴し合い、いい音色となるのだそうです。
三味線に張る猫の皮は、四つ乳(よつぢ)又は、四つ皮と言って、乳首が四つある猫の皮を裏表に張った八つ乳(やつぢ)と呼ばれるものが最高級品とされ、それより乳首の数が少ないものはランクが落 ちるのです。そこで、三味線屋さんは乳首の少ない猫の皮に灸をすえて、乳首を偽造し八つ乳に見せかけた、という事になります。
三味線についてはメス猫を使用するので、良く見ると乳首の跡がテンテンと確認できるそうです。
三味線には犬皮のものや、合成皮革のものもあるが、本当の晴れ舞台用はネコ皮でないとダメだといいます。ネコの皮から毛根を丹念に除去すると皮の表面には目に見えない凸凹ができる。この皮表面の凸凹が不規則に共鳴し合い微妙な濁った音色が出るのだという。三味線本来のいい音というのは、澄んだ音ではなく、この微妙に濁った音色にあるらしいのです。ツルッとした合成皮革では絶対無理なのだそうです。また、犬の皮では厚過ぎるということです。
又、琉球に伝わる蛇味線(じゃみせん)はその名のとおりヘビ革(ニシキヘビ)を使用します。
猫の皮を使用した高級品は音色にはりがあり、使えば使うほど色艶が上がると言われています。
猫の皮は犬の皮に比べ伸縮性にすぐれ耐久力もあり、油脂が犬より多いため耐久性に優れているのだそうです。
したっけ。