都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「ツクシ(土筆)誰の子、スギナの子」という童謡がありますが、スギナと土筆は、同じ根から生えた同じ植物です。
「つくし」はスギナにくっついて出てくる事から、「付く子」、袴の所でつないでいる様に見える事から、「継く子」となった説などがあります。「つくしんぼ、つくしんぼう」(土筆ん坊)地域によっては「ほうしこ」ともいうそうです。
土から出てきた胞子茎は、伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、その形状が「筆」に似ていることから「土筆」という字を当てられるようになったものと考えられる。
スギナは、日本のトクサ類では最も小柄である。浅い地下に地下茎を伸ばしてよく繁茂します。
楔葉類(けつようるい)
[ 日本大百科全書(小学館)
トクサ類の別称。有節類ともいう。体が節部と節間部からなり、節部から、枝または葉を輪生する。葉には平行脈をもつ大型と単脈をもつ小型の2型がある。胞子嚢(ほうしのう)は胞子葉上面に生じ、胞子葉は密生し穂をなす。
ツクシ(土筆)は春に芽を出すスギナの胞子茎(または胞子穂、胞子体)です。茎は柔らかな円柱状で、葉が退化した「袴(はかま)」と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いています。丈は10-15cm程度になります。
繁殖のために緑色の胞子を散らしたあとにはすぐに枯れてしまいます。
その後にツクシの脇から緑で細かく枝分かれした、ツクシとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばします。栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行います。鮮やかな緑色で丈は10-40cm程度まで成長します。主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させています。上の節ほどその葉が短いのが、全体を見るとスギの樹形に似て見えることからスギナ(杉菜)となりました。
また、節(ふし)のところで抜いても継ぐことができるから、「継ぐ菜(つぐな)」から転訛(てんか)して、スギナという名になったという説があります。
スギナは芽を出して勢い良くはびこります。手がつけられない雑草として嫌われています。我が家でも厄介者です。
土筆、杉菜は万葉集には詠まれていないそうです。
源氏物語(紫式部 成立年代不詳 1014年没)「早蕨(さわらび)」に、『蕨、つくづくし、をかしき籠に入れて、阿闍梨(あじゃり)「これは、わらはべ供養として侍る初穂なり」とて、たてまつる』とあり、年が明けて長命無事の供養として記しているだけだそうです。
食用としては、浮世草子の『好色万金丹(こうしょくまんきんたん)』元禄3年(1690年)夜食時分著に、『何とぞ付ける薬もあるべきかと、医者に尋ねれば、「そのやうなるには、土筆を薬喰ひにし給へ」とぞ申けるとなれ』とあり、薬喰いとして書かれているそうです。
『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』元禄8年(1695年)人見必大著に、『土筆 津久津久志と訓む』とあり、江戸の頃は「つくつくし」、「つくづくし」と呼んでいたようです。
スギナは、5月から7月に刈りとり、乾燥した地上部をハーブとして使います。利尿、収斂(しゅうれん)、止血、腎臓結石などに効果があるそうです。
形が馬のしっぽに似ているところから、ホーステール(horsetail)の英名があります。
したっけ。