都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
福島第一原子力発電所では12日15時36分1号機、14日11時01分3号機の水素爆発が起きました。この爆発では幸い格納容器とウラン燃料を納めた原子炉圧力容器は無事だったということで、放射能物質の拡散は免れましたが、危険な状態であることに変わりはありません。昨日から危険が迫っていた2号機で15日午前6時10分ごろ、爆発音がしたというニュースが流れました。原子炉格納容器につながる圧力抑制室の気圧が下がっており、損傷した恐れがあるという。福島第一原発の正門付近の放射線量は15日午前、制限値の約16倍となる1時間あたり8217マイクロシーベルトを観測したそうです。かなり深刻な事態です。これ以上自体が悪化しないよう、関係各位の最大の努力に期待いたします。
原子力発電は、世界中で約50年前から行われている発電方式です。その特徴は、発電段階においてCO2を全く排出せずに大量の電力を安定して供給することができること、また、使い終わった燃料を再処理することにより再利用できることから、エネルギー資源小国・日本における発電方法として重要視されています。反面、放射線の慎重な管理が必要で、そのための対策が何重にもなされています。
げんしりょく‐はつでん【原子力発電】
原子炉で発生した熱エネルギーで蒸気をつくり、タービン発電機を運転して発電する方法。
大辞泉
長所
・ 少ない燃料で、大きなエネルギーを得られる。
・ 発電の値段がもっとも安い。
・ 使用済燃料を再処理してリサイクルする事が出来る
・ 増殖炉にてウラン238をプルトニウム239に変換して燃料を増やすことが出来る。
・ エネルギー資源の乏しい日本では原発が無ければ窮乏する。
・ 京都議定書をクリアする現時点の現実的な唯一の道。
・ 電気エネルギーの3分の1を占めている。
短所
・ 放射性廃棄物が出るので、専用の処理施設が必要である。
・ 原子炉や炉水(原子炉内を循環する水)から放射線が放射される。
・ 事故が発生した場合の周囲への影響が大きい。
・ 核燃料を輸送中に万が一テロリストなどに強奪されると、原爆の材料として悪用される可能性がある。
・ 核燃料の最後の廃棄物を処分する場所が決まっていない。施設に寿命がきた際の取り壊しのゴミの廃棄コストが高い。廃炉するとき、建てたとき以上にコストがかかる
・ 老朽化による大事故などの恐れがある。
原子力発電による、長所、短所は上記のようなものがあげられます。
平和利用の面で世界の原子力大国はアメリカ、フランス、日本の三か国で、特にフランスと日本はエネルギー資源に乏しい共通点があり、また長年、核燃料の再処理を日本はフランスに頼ってきたという経緯があります。
しかし、今回の地震で原子力発電の事故で恐ろしさも現実として体験しました。想定外の規模の地震であったためとはいえ、安全神話は崩れました。
たとえは悪いですが、原子力発電は麻薬のようなものです。電気エネルギーの3分の1を占めている今、これを止めると禁断症状に陥ります。原子力は両刃の剣です。悪魔のエネルギーといえるかもしれません。
まだ、3分の1だともいえる今、地震多発国であるこの日本で、最大のリスクとなる可能性の高い原発は考え直すいい機会かもしれません。
[トロント 13日 ロイター] 福島第1原発が炉心溶融に至ったとみられることを受け、世界的に原子力発電業界は打撃を受け、新たな発電所建設や燃料となるウラン需要を抑制する可能性がある。
今朝の朝刊では、ドイツ、イスラエル、スイスなどが、13日の時点で、原子力発電所の利用延期を凍結、新設の凍結等を決定したと載っていました。
したっけ。