団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「桜の花が散った夜」

「最近のホウレン草が美味しくないわけ」について考える

2011-03-04 09:01:29 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

  昔のホウレン草といえば、茎に赤みが混じり、葉っぱは今のものより薄く、全体的にスリムな野菜だった。それが、安土桃山時代から栽培されてきた日本古来のホウレン草なのです。菠薐草法蓮草鳳蓮草などとも表記されます。

私たちが昔食べていたホウレン草は、西アジア原産で、ペルシャで栽培されていたホウレン草なのです。ホウレン草の「菠薐(ほうれん)」とは中国語でペルシャのことです。

中国へは、唐の時代に書かれた『嘉話録627649年)』によりますと、ホウレン草は前漢の時代(紀元前206~紀元8年)にペルシャ(今のイラン)から伝わったと記載されています。

唐の時代にはイスラム教国との交流が盛んで、この時代にもホウレン草の新たな伝播もあったもの思われます。そのため、ホウレン草の中国への伝来を唐の時代とする説もあります。

 

 Photo_2 日本への伝播は比較的遅く、16世紀に入って中国より伝わったと言われていますが、戦国時代末期から江戸時代初頭(15461629年)の農業を記載した書・『清良記(土居水也著:16291654年)』には、まだ、ホウレン草は登場しません。しかし、江戸時代に入ると、『多織編(1631年)』、『本朝食鑑(人見必大著:1697年刊)』や『農業全書(宮崎安貞著:1696年刊)』等にも登場します。なお、このホウレン草は、葉が細く、先が尖ってギザギザがあり、根の赤い、今で言う所の東洋種のホウレン草でした。これが日本在来種となりました。

 Photo_3 だが、この日本のホウレン草には、商業的には大きな欠陥がありました。23日しか保存がきかないため、遠隔地から消費地へ運ぶことができなかったのです。

 そこで西洋の肉厚で葉が丸いホウレン草が登場することになったのです。こちらは、低温保存すれば、2週間は持つといわれます。

最近では日本産Photo_4と西洋を掛け合わせたものが、主流になっているそうです。

  ただ、2週間保存できるといっても、見た目がしおれないだけで、水気は徐々に抜けて、味は日に日に落ちていることには違いがありません。悪く言えば、品種改良のせいで、鮮度と味が落ちたホウレン草が流通するようになったのです。このホウレン草は丸葉系といわれるものだそうです。

しかし、最近は在来種のホウレン草もスーパーで見かけると思っていたら、一代雑種の剣葉系だそうです。

Photo

したっけ。

コメント (6)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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