団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
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「桜の花が咲いた夜」
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「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

桜を見ると、嬉しくなるそれとも切なくなる?:「ブログ人投票箱」今週のお題

2011-03-09 09:44:36 | トラ場(ブログ人投票箱)

>もうそろそろ桜の花の咲く季節ですね。

>桜を見て感じることは人それぞれ違うと思います。

>みなさんは、桜を見ると、嬉しくなりますか、それとも切なくなりますか?

ハァ、嬉しくなるに決まってるじゃねぇか

はるか昔、南方より「赤き種」が持ち込まれた。神様がくれた「赤き米」。そのとき以来、日本人は米を食べて命を繋いできたんだ。

この「赤き米」の田んぼの神様は「サの神」と呼ばれる。

この神様は元々オレたちの先祖の魂で、普段は山の祠(ほこら)にこもり、正月には年神、春にはサの神、夏には畑の神として、里に降りてくる。

サツキ(5月)のサ、サナエ(早苗)のサ、サオトメ(早乙女)のサはすべて稲田の神霊を指すと解されている。「田植え終い(たうえじまい)」に行う行事が、サアガリ、サノボリ、訛ってサナブリといわれるのも、田の神が田から山にあがり昇天する祭としての行事だからと考えられているからだ。田植えは農事である以上に、サの神の祭を中心にした神事だったんだよ。

その名残としてはサクラ(桜)、サカキ(榊)、ササ(笹)、サラ(皿)、サケ(酒)、サカズキ(盃)、サカナ(肴)のように神事に関係する物(神器)は、「サ」 から始まっている。

そうした、田植え月である5月にきわだってあらわれる「サ」という言葉がサクラのサと通じるんだよ。

クラとは、古語で、神霊が依り鎮まる座を意味した座(クラ)のことなんだよ。イワクラ(磐座)やタカミクラ(高御座)などに残っている。

このサの神への供え物がサケ(酒)であり、サカズキ(盃)であり、サラ(皿)に載せたサカナ(肴)だった。

サの神様は、そのタネをまく時期を、ある花によって知らせてくれた。南からやってきた赤き種(サ)が北の大地の座(クラ)に納まった時その証にサクラ<shapetype id="_x0000_t75" stroked="f" filled="f" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" o:preferrelative="t" o:spt="75" coordsize="21600,21600"> <stroke joinstyle="miter"></stroke><formulas><f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0"></f><f eqn="sum @0 1 0"></f><f eqn="sum 0 0 @1"></f><f eqn="prod @2 1 2"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelWidth"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @0 0 1"></f><f eqn="prod @6 1 2"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelWidth"></f><f eqn="sum @8 21600 0"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @10 21600 0"></f></formulas><path o:connecttype="rect" gradientshapeok="t" o:extrusionok="f"></path><lock aspectratio="t" v:ext="edit"></lock></shapetype><shape id="_x0000_i1025" alt="cherryblossom" type="#_x0000_t75" style="WIDTH: 12pt; HEIGHT: 12pt"><imagedata o:href="http://doraemonn.blog.ocn.ne.jp/.shared/images/emoticon/cherryblossom.gif" src="file:///C:DOCUME~1OwnerLOCALS~1Tempmsohtml11clip_image001.gif"></imagedata></shape>が、「赤き米」と同じピンク色の花を咲かせるんだよ。そのときこそ、タネを蒔く時だったんだ。

サケ(酒)を飲んで、酔っぱらうことは「サの神」を呼び寄せることにほかならなかったんだよ。

こんな風習が農耕民族として古くからあったと考えてみろ。夜桜の下で、酔っぱらって大騒ぎをする「花見」は日本人の血の中に脈々と受け継がれてきたものなんだ

白き米」に変わった今も、人は祝いのときに、「赤き米」を再現するだろ。食紅や小豆で色付けして古代米を再現するだろ。それこそが「赤飯」だ。

そんな桜を見て嬉しくない日本人なんかいないだろうよ。だから、毎年桜前線を、首を長くして待っている。そして花見だ。何故自分たちが、桜の花を見て大騒ぎするのかわからない。それは、オレたちが「赤き米」によって冬の飢えをしのいで生き延びてきたってことを、日本人の血が知ってるからなんだよ。

オレは酒飲めないから酔っ払ったりしないけどな・・・

したっけ。

コメント (8)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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