都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
少々時期外れな話題になってしまいましたが、お付き合いください。
「後の祭り」の「祭り」は、京都八坂神社の「祇園祭」のことで、7月1日から約1ヶ月間行われます。
この御祭にはメインエベント的な部分が最初7月17日と最後の7月24日にあります。そのなかでも「宵山」(7月14日~16日)、「山鉾巡行」(7月17日)、「神輿渡御」(7月17日)などがハイライトとなっているそうです。
7月17日の「前の祭り」では有名な山鉾(やまぼこ)巡行があります。この山鉾巡行は、祇園囃子にあわせて、鉾車や山車を何台も並べて進んでいきます。その様子を見ようと大勢の人が見物に来るわけです。
一方7月24日の「後の祭」は7月17日に鳴り物入りで練り歩いて四条寺町の御旅所へ連れて行かれた神々が神輿に乗って氏子の町内を回って神社へ厳かに帰ってくる神事(還車の行事=還幸祭)の日です。
山鉾と呼ばれる山車が京の町を巡行する「前の祭り」が見所であり、その後行われる「還幸」の行事は、「後の祭り」と言われ、前の祭りに比べるとつまらないといわれたことから、「時機遅れで、無駄なこと」という意味で使われるようになったそうです。
祇園祭を見ようと遠くから駆けつけたにもかかわらず、後の祭りしか見ることが出来なく、残念な思いをした。「これなら最初の前の祭りに来ておけばよかったのに」と悔やんでみてもこれこそまさに「後の祭り」という事になります。
他に、単に「祭りの翌日」の意から転じた説、祭りの後の山車は役に立たないことからとする説もあります。
あと‐の‐まつり【後の祭(り)】
1 祭りのすんだ翌日。また、その日、神饌(しんせん)を下ろして飲食すること。後宴。2 祭りのあとの山車(だし)のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。「今さら悔やんでも―だ」
大辞泉
さらに別の説ではこの祭りとは、死んだ後の祭り「葬式」の事を意味するという説もあります。
つまり、死んだ後にいくら盛大に葬儀を行って貰ってもしょうがないと言う意味だとする説です。
したっけ。