都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
奥さんのことを山の神ということがあるということは、皆さんご存知だと思います。
今日は、その語源に関する珍説を紹介します。
これは「いろは歌」からきているという説です。
「いろはにほへとちりぬるを」までは誰でも知っていると思います。
その続きは、「わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす」これが「いろは47文字」です。
この歌は平安時代の作なので、「ん」はまだなかったとされています。
この歌では「奥」さんは「山の上(うえ)」にあるからだというのです。「山の上(うえ)」、つまり「やまのかみ」となります。
判らない?では、この「いろは歌」を漢字で縦書きにしますので、よく見てください。
「奥」は「山の上(うえ)」にあるのが判りますか?
「山の上(うえ)」。つまり「やまのかみ」、「山の神」となります。
さらに、「山の神」を省略した形で、単に「カミさん」と呼ばれるようになったとか……
これは眉唾ものの説ですが、面白いでしょう。
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
花は咲いても散ってしまう。
そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない。
「人生」という険しい山道を今日もまた1つ越えて
はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに。
では、本来の説も書いていかないと・・・。
山の神とは山を守る神のことですが、山神は女性神として崇められることが多いことから、(自分の)妻という意味で使われるようになったようです。
山の神というと一見聞こえがよいが、山神が恐れられるものであったように、家庭の山の神も長く連れ添い、口うるさくなった(恐ろしい)妻という意味合いで嘲ったり、からかったりして言うときに使う言葉です。
したっけ。