■ 昨年末から読み始めた年越し本の「吾輩は猫である」を半分くらい読み進んだ。
ブログに留めた過去の年越し本には島崎藤村の『夜明け前』や北杜夫の『楡家の人びと』、司馬遼太郎の『空海の風景』などの長編がある。年末年始の休みはカフェでコーヒーを飲みながら本を読むのも好い。
**人間は角(かど)があると世の中をころがって行くのが骨が折れて損だよ。丸いものはごろごろとどこへでも苦なしに行けるが四角なものはころがるに骨が折れるばかりじゃない、ころがるたびに角がすれて痛いものだ。どうせ自分一人の世の中じゃなし、そう自分の思うように人はならないさ。**(321頁)
**子供は六畳の間へ枕をならべて寝る。一間半の襖を隔てて南向きの室には細君が数え年三つになる、めん子さんと添え乳(ぢ)して横になる。**(173頁)というような家の間取りに関する描写もある。(猫が暮らしていた家のプラン)
撮影日時 170104 07:02AM
後ろ脚で立つ小動物に見えてしまう送電鉄塔
彼はこの朝焼けを見て何を思っているのだろう・・・
東の空の向こうの仲間のことだろうか