透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「お詫びして訂正します」

2018-12-14 | A あれこれ

■ テレビやラジオの番組で放送内容に誤りがあった場合、司会者は訂正コメントを「お詫びして訂正します」と結ぶ。ところが、訂正はしてもお詫びをしていないことが多い。私はこのお詫びのことばを聴いたという記憶がない。だが、私はこのことを批判するつもりはない。

昨日(13日)の夕方、車で移動中にNHKラジオ(*1)を聴いていると、以前の放送で誤り、具体的には石巻市立大川小学校の立地の説明に誤りがあったようで、アナウンサー(だと思う)がその訂正をした。それから「お詫びして訂正します」に続けて「どうもすみませんでした」と謝罪のことばを述べていた。私はNHKの番組で初めてお詫びのことばを聴いた。

大川小学校は東日本大震災の津波で多くの児童や教員が犠牲(犠牲ということばの含意については敢えて触れない)になった学校、立地の説明の誤りは重大だ。だから、「どうもすみませんでした」というお詫びのことばになったのかもしれないな、とその時に思った。

「訂正とお詫び」について何かきまりでもあるのだろうか・・・。


 *1 新聞のラジオ番組表で確認するとNHK第1の「にっぽん列島夕方ラジオ」という番組だった。