■ 狛犬を載せるのは久しぶりだ。先日(16日)、飯田方面へ火の見櫓巡りに出かけた際、下伊那郡豊丘村の大宮神社に立ち寄って、この狛犬と出合った。
神社の参道などに鎮座している一対の「こまいぬ」、一般的には向かって右の口を開けているのが獅子で、向かって左の口を閉じているのが狛犬だ。そう、両者はもともと違う霊獣だ。獅子には無い角が狛犬にはあるのだが、石造狛犬ではあまり見かけないように思う。この大宮神社の狛犬にも角はない。
台座に昭和25年という建立年の彫り込みがある。狛犬としてはそれ程古いものではない。しばらく狛犬を取り上げていなかったので、観賞眼を無くしてしまったようだ・・・。これはたぶん岡崎現代型。
以下過去ログ再掲
福島県西白河郡中島村川原田の川原田天満宮(川田神社)の狛犬
信州高遠藩出身の石工・小松利平(1804~1888)の弟子で後に利平の養子となった小松寅吉(1844~1915)の作品、その姿から飛翔狛犬と呼ばれる。蹲踞した旧来の狛犬からは想像もつかないほど独創的なデザイン。