■ 神社の参道や拝殿前に鎮座している一対の狛犬は、もともと獅子と狛犬で別々の霊獣だ。違いは口を開けているか、いないか。それから角の有無。下の写真は4月に日光東照宮の表門(裏側)で撮った獅子・狛犬だが、向かって右側が獅子で口を開けている。左側が狛犬で口を閉じ、角がある。これが一般的なパターン。尚、一角獣の狛犬は想像上の動物。
先日(05.16)諏訪地域の火の見櫓めぐり(ヤグ活)をしたことは既に書いた。午後4時過ぎから6時過ぎまでのおよそ2時間、茅野のヤグラー・藤田さんと一緒にヤグ活した。最初に見たのは茅野市宮川の火の見櫓だった。すぐ隣の酒室神社に狛犬が鎮座していた。随分古そうな狛犬だ。
酒室神社の鳥居の先に鎮座している狛犬は、両方の霊獣が口を開けているように見えるし、向かって右側の獅子?狛犬?に角がある。上に書いた一般的なパターンとは様子が違う。
石造狛犬で角があるのは珍しい。せっかく角をつくったのに、ポキッなんてこともあったのでは。だから角をつくらないケースもかなりあったのだろう。
この獅子・狛犬、もう一度見たいなぁ。どっちがどっち?