■ 国民読書年、読書の秋。 10月に読んだ本。
『ばかもの』絲山秋子/新潮文庫
芥川賞受賞作『沖で待つ』に描かれた男と女のべたべたしない「友情」関係っていいなと思ってから、この作家の作品を読み続けている。 『ばかもの』では男と女の「恋愛」が描かれる。一度別れたふたりが、それぞれ何もかも失って再会。そしてお互い、相手がかけがえのない人だと気がついて静かな時間を取り戻してゆく・・・。
『買かわねぐていいんだ』茂木久美子/インフォレスト
山形新幹線アテンダント、JR東日本で車内販売売上ナンバー1。どんな世界にもプロ中のプロはいるものだ。
『日本近現代史⑩ 日本の近現代史をどう見るか』岩波新書
日本が歩んだ150年とは何だったのか?これからどこへ行く?
近現代史への本質的な問いかけに識者たちが答える。
『官僚たちの夏』城山三郎/新潮文庫
官僚たちの熱い闘い。実在の官僚や政治家をモデルにした政治・経済小説。全く疎い世界。
『街場のメディア論』内田樹/光文社新書
情報社会の「?」を理路整然と解き明かす。読了後は「!」の付箋が何枚もついた。
『鞄心理学』中山和彦/先端医学社
カバンには持ち主の心理状態が投影されている・・・。
精神科医による「カバンリテラシー」。
『山の音』川端康成/旺文社文庫
息子の嫁に初恋の人を重ね、淡い恋心を抱く初老の男。若くて美しい女性へのあこがれ、やがて訪れる失望・・・。
『美術館をめぐる対話』西沢立衛/集英社新書
ホワイトキューブから町の一部へ。 アートが変わる、美術館も変わる。美術館再定義の試み。
11月はどんな本が待っているだろう・・・。
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