■ 辰野美術館で6月30日までの会期で開催されている村上忠志 ー 異次元空間の創造。今日(12日)の午後、ギャラリートークが行われるとのことで、出かけてきた。この個展を紹介してくれた高校時代の同期生に感謝したい。
1階と2階の展示室に55点の作品(作品リストによる)が展示されていた。会場の様子を撮影した写真で紹介する(写真撮影とSNSで紹介することを会場で作者から許可していただいた)。鑑賞者を写さないように配慮したので作品のサイズが分からないが、大きな作品は2790×1820もある。作品の迫力、訴える力に圧倒された。
「鎮魂 3.11A」「永い旅 3.11」などのタイトルから分かるが東日本大震災をテーマにした作品が多い。作品リストで数えると20点あった。震災で傷ついた人びとの深い悲しみ、そして作者の問題意識が伝わる作品群。
ここ数年間で制作された空間の概念シリーズ。平面に4次元空間を創出するという新たな試み。
ギャラリートークの最後に色々なことにチャレンジすることは楽しい、と語っておられた。80歳を過ぎてなお衰えぬ創作意欲、新たな表現の探求欲に感動した。
村上忠志 ー 異次元空間の創造 作品鑑賞をおすすめします。
辰野美術館:上伊那郡辰野町樋口2407-1 0266-43-0753