透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

33会 九州旅行6

2025-01-13 | A あれこれ

1月10日(金)その1

小倉日記

 昨夕(9日)から明け方にかけて、北九州では雪が舞った。朝(10日)、ホテルの部屋の窓から外を見ると、国道199号を車がかなりスピードを落として走行していた。1cmほどの積雪があり、路面は凍結しているところも。

9時にホテルのシャトルバスで門司港駅に向かう(このサービスを昨晩も利用できた。有り難かった)。門司駅から小倉駅までの所要時間はおよそ15分。小倉駅のロッカーに荷物を預け(このときぼくはとんでもないミスをしでかしていた・・・)、徒歩で八坂神社へ。

八坂神社

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神社にお詣りするときは願いごとをするのではなくお礼をするもの、ということを昨年(2024年)の6月に塩尻ので行われた作家・山本一力の講演で知った。お賽銭を投じ、1年間無事過ごせたことに感謝して、2礼2拍手1礼。

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拝殿の両側に狛犬がいた。 観察省略


小倉城


焼失した小倉城は1959年(昭和34年)にRC(鉄筋コンクリート)造で復興されたが、外観も焼失前の姿とはかなり相違しているとのこと。実際にはなかった破風などが付加され、華麗な印象になったようだ。


昨夜の降雪のなごり


内部は資料館になっていた。小倉城は「城の姿をしたミュージアム」とでも括ればよいだろうか。

展示されていた城下のジオラマに火の見梯子があった。梯子の上半分は背を低くして中を覗かないと見えなかったから、気がついて良かった。旅行先でも「やぐらセンサー」はちゃんと反応してくれた。 写真を撮っただけで、注意深く観察することはできなかったが、嬉しかった。

城にはエレベーターがあったけれど、階段を上って天守のてっぺん(5階)へ。そこカフェ。あれれ・・・。だから、ここは城の姿を纏ったミュージアムなんだって。


松本清張記念館


既に何回も書いたが、松本清張は私を読書好きにしてくれた作家だ。中学2年生の時だったと記憶しているが、『砂の器』を読んだ。松本清張の代表作で映画にもなり、テレビドラマにもなった作品だが、こんな面白い小説があるんだ、と感動したことを今でも覚えている。それ以来、松本清張の作品をずっと読んできた。

松本清張記念館が小倉にできたのは、1998年(平成10年)のこと。設計者は松本市美術館も設計された宮本忠長さん。ずっと行きたいと思っていたから、念願が叶った。


エントランスから展示室方向を見る。壁一面に掲示されたすごい数の本の表紙。展示ケースの原稿や手紙、はがき。取材ノート。愛用していたニコンのカメラ・・・。度の強いメガネ。再現された書斎。愛用していたモンブランの万年室・・・。残念ながら展示室内の写真撮影は禁止されていた。


次は旦過市場。


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