■ ブログの背景を秋色に替えてみました。写真のマットとしては無彩色、グレーの方が好ましいと思いますが、ま、いいでしょう。お気に入りに登録してときどきお邪魔しているブログのいくつかが、テンプレートを最近替えているのを見て、私も替えよう、と思いました。
さて、今回は加藤幸子(ゆきこ)さん。カバーの折り返しに載っているプロフィールによると、1936年、札幌生まれ。83年には「夢の壁」で芥川賞受賞、91年「尾崎翠の感覚世界」で芸術選奨文部大臣賞、02年には「長江」で毎日芸術賞を受賞している、とのことですがこの作家の作品を読むのは初めてです。
桜庭一樹さんのコピー「女の人生の黄昏は、かくも色あざやかに静ひつであるのか。」 これで手にしました。この作家、名前から男性と思ってしまいますが、若い女性ですよね。週刊ブックレビューにもゲスト出演したことがあります。私の興味からは、かなり離れた世界を描いている方で、全く読んだことがありません。
加藤幸子さん、衒いのない静かな文章を書く方です。今日は体育の日、でも雨模様。予定していた屋外作業もウォーキングもできません。こんな日は読書に限ります。今日こそどこか落ち着くところで、ゆっくり『池辺の棲家』を読みたいと思います。
今日はこの小説を読むのに相応しい雨の休日です。