透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

138 こだま食堂の児玉さん

2020-02-02 | C 名刺 今日の1枚

  

138 こだま食堂 児玉陽子さん

 松本から新島々までを結ぶ上高地線の電車を「線路の上の本屋さん」に変身させてしまうイベントが4月12日(日)に行われる。新島々で停車中は「線路の上のブックマーケット」会場として一般に開放される。この日は本屋さんの他に、カフェ・シュトラッセとこだま食堂が新島々駅改札前に出店する予定とのこと。

こだま食堂ってどんなお店なんだろう・・・。今日(2日)の昼に松本市梓川にあるこだま食堂を訪ね、カレーを味わった。スパイシーなカレーでとても美味かった。

食後に名刺をお渡しして4月12日のイベントに私も参加することなどをお話した。話題が火の見櫓に及び、(その後の展開省略)『あ、火の見櫓!』を購入していただいた。

本を通じた新たな出会いに感謝したい。また出かけて行って食事をし、本の感想を聞かせていただくつもり。



お知らせとお礼

2020-02-02 | H 「あ、火の見櫓!」

 1月31日を以て平安堂あづみ野店と中島書店での『あ、火の見櫓!』の販売を終了いたしました。このことは両店に販売をお願いした際の約束でした。1日に200点、年7万点もの新刊が出ているそうですから、書店に並ぶ本が次から次へと変わっていくことは当然と言えば当然でしょう。

このような現状の中、私の本が「地域のベストセラー」に2か月続けて入るなどということは全く予期しないことで、驚きでした。私の本を読んでいただいた皆さんには感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。

皆さんが火の見櫓を見かけたとき、「あ、火の見櫓!」と発するようになっていただけたら幸せです。

 
2019年10月18日(金)市民タイムス                   11月15日(金)市民タイムス


火の見櫓は機能的な役目を後継の防災行政無線に譲りつつありますが、地域のシンボル、コミュニティの象徴としての存在意義まで失ったわけではありません。

昨日(2月1日)の信濃毎日新聞に掲載された記事によると、藤森照信さん設計の茅野市宮川高部区の公民館では「地域の象徴となるように、火の見やぐらをしのばせる鐘付きの柱を建てる」ことになっているそうです。この記事を読んでとても嬉しく思いました。このことに関連して夢想していることがありますが、敢えて書かないでおきます。来年の5月にこのブログでお知らせ出来るかもしれません。

私の火の見櫓巡りはこれからも続きます。火の見櫓の広くて深い世界に出口はありません。


 


「「馬」が動かした日本史」

2020-02-02 | A 読書日記



『「馬」が動かした日本史』蒲池明弘(文春新書2020)を読み始めた。
街道、境界。日本史を読み解く観点、今度は馬。

**日本に朝鮮半島から馬が持ち込まれたのは古墳時代の中期。その軍事的、経済的なインパクトによって、この国のかたちは大きく変わった。水田稲作が普及した後は西日本にあった国の軸が、東日本へ傾き始めたのだ。巨大古墳の造営、武士の誕生、武士政権の成立・・・・・この国の歴史は馬が動かした。**(カバー折り返しの本書紹介文)

今年はどんな本と出会うことになるのだろう・・・。


 


ブックレビュー 2020.01

2020-02-02 | A ブックレビュー



 昨年(2019年)1年間に読んだ本をこのブックレビューで集計した。63冊だった。私にとって読書は生活に欠かせない基本的な営みだ。

読書録として以下に1月の読了本9冊を挙げておく。

『「街道」で読み解く日本史の謎』安藤優一郎(PHP文庫2016)
『境界の日本史 地域性の違いはどう生まれたか』森先一貴・近江俊秀(朝日新聞出版2019)
『境界のかたち その建築的構造』保坂陽一郎(講談社サイエンティフィク1984)
『火の見櫓暮情』内藤昌康(春夏秋冬叢書2008)
『安部公房とわたし』山口果林(講談社2013)
『国語教育 混迷する改革』紅野謙介(ちくま新書2020)
『「私」をつくる 近代小説の試み』安藤 宏(岩波新書2015)
『桃太郎は盗人なのか? 「桃太郎」から考える鬼の正体』倉持よつば(新日本出版社2019)
『どくとるマンボウ青春記』北 杜夫(中公文庫1973)


今日は20200202、数字の並びがおもしろい日