『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、楽しく生きる事
周りにも笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

「三度の飯より芝居が好き」

2008年12月13日 | Weblog
今日は来年の公演に向けて初めての稽古。本読みでした。
脚本家(劇団では脚本、演出は座長が全てやっています)が
台本を読んで、要所要所で解説やコメントを入れる。

今度の芝居は、準主役級の役割でとにかく出番が多い。
舞台に僕だけが残って、次のシーンに移るといった場面が数箇所。
舞台となるキャバレーの持ち主だった男の娘や遺族を中心とした
キャバレーを売ってお金にしたい一派と、キャバレー復興を願う
元ダンサー達が集まった一派の間に入って、両方の話に関わる。

解かりやすい話だけに、細かい所での演技が要求されそう。
今までの3回は、はっきりとした相手役が居て、
芝居の中でも求愛するシーンが必ずあった。
そういったシーンは演技も解かり易くて、比較的やりやすかった。

ところが今度は、そういったやり取りが殆ど無い。
ずっと意識しあっていたのに、別々の人生を送り、それでも何処かで
お互いを意識して生きてきたという関係。
それを抱き合ったり、好きだとか惚れたとかの言葉を出さないで表現する。
意外とこれは難しそうです。
台詞の間合いや、視線などの細かいテクニックが要求されるシーンです。

僕に何処まで出来るのか?ちょっと不安ですが、今までとは全く違う
芝居をする事にチャレンジするのが楽しみです。

今日はみんなと会ったのだけれど、今年入った4人の人が全て辞めて、
来年はかつて劇団に居た女性が一人復帰するだけ。
そして、今年出演したうちの一人が体調を壊し、来年はリタイア。
人数だけで言えば、全く同じ人数でやる事になりそう。

考えてみれば、僕が4年前に入団した時に入ったのが3人。
僕のほかは、若い男性と年配の芝居経験者。
若い彼は、最初助っ人で参加したのだが、一年後の公演を終えて
劇団が気に入って、いつの間にか劇団に居付いてしまった。
もう一人の女性は、他の劇団の経験があって自信たっぷりだったのだけれど
ミュージカルで踊れない上に、目まぐるしく書き換えられる台本や演出に
着いてゆけなかったのか?プライドが許さなかったようで辞めてしまった。

2回目の公演では、ダンスのプロだった子が体調不良で離脱。
新しく加わったのは、過去に劇団に居て旦那様の海外転勤で辞めてから
帰国して復帰した女性が加わっただけ。
見習いの形で裏方に一人女性が加わったが、男性も一人裏方に回り、
もう一人は都合が重なってこの公演だけ離脱。男性はたった5人の公演だった。

3回目の今年は当初、二人の経験者が居る5人の女性が加わったのだが
その経験者は、他の劇団の公演があるので後から参加すると言っていたが
みんなから「我々を舐めている」とヒンシュクを買って、
座長も同じ考えで居たために、結果的にやめる事になってしまった。
そして残った3人のうち、一人は芝居の経験が無いのにタカを括っていて
結局、演出家の要求に応えられなくて精神的に追い込まれて離脱。

残った2人は何とか公演でそこそこの演技をしてくれたのだが
来年の公演は、仕事との両立が難しいと辞めて行ってしまった。
振り返ってみれば、3年間で新しく加わって残ったのは僕と若い彼だけ。
女性6人は全滅でした。
まぁ、僕に言わせれば「仕事が忙しいから」とか、言訳を言う人は
僕たちのように「芝居が大好き」じゃなかったのだと思っています。

年内は来週の稽古だけ。
年明け10日から稽古日だけで39日あり、全部出るには相当な根性が要りますが
「三度の飯より芝居が好き」なんだから、仕方ないです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする