『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

「田舎者」

2008年12月01日 | Weblog
いよいよ師走。
憂鬱な年末、忘年会シーズンがやってきました。
今年は部署が変わったから、例年より回数が増えそうです。

今年はライブも数回こなし、まぁまぁの出来だったかな?
練習の回数も凄く増えたし、練習後の雑談も色々楽しかった。
この間も、練習のあとにいつもの雑談。その時に感じたこと。

英語が堪能な相方Charlieは、アメリカの文化の良いところも、悪い所も
本当に良く知っている。
長年付き合っていて当然、「アメリカ最高!アメリカ大好き」人間だと思っていた。
ところが、最近になってそうじゃなくて、おまけに命がけで神輿を担ぐ
変な不良オヤジと、日本の文化を大事にしているって事に気がついた。
この不良オヤジだって、かつてはバリバリの商社マンとしてイギリスに長く住んでいた。
その反動なのか?最近は国粋主義までは行かないが、日本の文化を大事にしている。

僕は昔からアメリカの真似って好きじゃなかった。
でも、そうかと言って日本が好きだって言うわけでもなかった。
ところが、姉が豪州で結婚して図らずも自分の生活の一部に、
外国というものが入り込んできた。
そして、一昨年のイギリス出張で、一番感じたのが自分は日本人だって事。

日本人であり、東京の人間だって、最近は強く思うようになった。
何日か前、日記に「江戸っ子もどき」なんて書いたけれど、
不思議なのはその江戸、東京の文化を僕に教えたのが
大嫌いだった婆ちゃんだったという事。

生きている時は、「早く死んでくれないかな」なんて思っていた。
「僕の人生に婆さんは入っていない」なんて思っていたけれど
実際に婆ちゃんがボケ始めて、兄弟が皆居ないので僕が面倒を診る羽目になった。
そして、最後の最後まで手を煩わされたという気持ちが一杯だった。

だが最近は不思議な事に、大嫌いだった婆ちゃんの事を良く思い出す。
それも、今では婆ちゃんが、粋な江戸の女として僕の中に生きているから不思議。
もっとお笑いなのは、僕が口にする言葉の半分は婆ちゃんの受け売りだって事。

礼儀をわきまえない人間を「田舎者」と言わしめた婆ちゃん。
そうそう、会社で礼儀を知らない奴を「田舎者」って言ってしまった僕。
吉良上野介のように、逆恨みされてしまったのも同じだぁ・・・・。
東京の人間は、口が悪いから仕方が無いです。

婆ちゃんいわく、何処から来ようが東京にきたら東京の文化に合わせろとのこと。
田舎の文化で、東京を汚して欲しくなかったんでしょう。
これは、地方に行くと逆にそういう空気を感じるからお相子でしょう。
東京の事を、東京以外の人間に語って欲しくない。嘘ばかりだから・・・・
それだけです。

こんな話を相方Charlieとは、珈琲を飲みながら話すんですよ。
それで僕が婆ちゃんの影響を凄く受けている事に気がついたりする。
相方はアメリカの文化を良く知っている。
それだから、逆に日本人、日本の文化とかに詳しくてこだわるのかも?

そして、僕らは間違いなく「日本大好き」人間。
Charlieは英語が堪能なだけに、何だかおかしいよね。
僕らは、やっぱりヘンテコなコンビなのかも知れないです。
コメント
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