『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

良かった・・・・

2008年12月23日 | Weblog
内藤 11回TKOで4度目の防衛
http://mainichi.jp/enta/sports/graph/2008/1223/index.html

格闘技というものは、世の中に沢山有るが僕が一番好きなボクシング。
なんせ、このスポーツは身を削って拳だけで相手を倒すという
崇高なスポーツだと、ずっと思っている。
試合は最初から激しい打ち合い。でも、内藤選手は上手く間合いを取って
自分の距離で試合を進めて、強打を誇る山口選手は、懐に入りきれず
最終的に内藤選手の連打で、ノックアウトされてしまった。
でも、今年最後の試合として、内容も有って素晴らしい試合だった。
その証拠に、嫁さんが珍しく全ラウンドを食い入るように見ていた。

僕も嫁さんも、内藤選手のファンである。そのきっかけになったのが
あの亀田兄弟の次男との試合の前後で見せた大人な対応。
実績も無い18歳の小僧に「弱い」と、ナメた態度で扱われ、
挙句の果てには、試合をしてみたら実力が余りに違う事に気がついた小僧が、
あろう事に投げる、蹴るなどという暴挙に出た事は記憶に新しい。

それに怒る事も無く、リングの上で出した結果にも溺れることなく、
さらに、34歳というボクシングでは高齢な方に入るにも拘らず、
激しいトレーニングで体をさらに強くしている内藤選手には頭が下がる。

今日の試合、対戦した山口選手の試合前のコメントが気に入らなかった。
3度の防衛で、さらに気取らず、ちょっととぼけた世界チャンピオンが
沢山の人に愛され、テレビの画面に登場する事が多くなった。
バラエティー番組に出て、おとぼけキャラで通っている。

それを見た山口選手が「余裕こいていますね」などと言った後に、
「内藤さん、芸能界が待ってますよ」などと、またナメた態度で
テレビの取材の中でコメントしていた。

僕はこういうのが大嫌い。
相手は3度の防衛を果たした世界チャンピオン。
テレビで人気が有ろうが、練習は人一倍やっていて、若手も着いて来れないほど
心配能力が高く、体力もさらに進化していると言われていた。
試合前のインタビューで人一倍練習する理由を訊かれて、
「負けるのが怖い」と言って自分は決して強くないという謙虚さを持っている。

大口叩いた山口選手は、2度の世界戦挑戦も勝った事が無い。
要は実績も無いくせに、世界チャンピオンに対して見下した態度が
僕は好きになれなかった。

会社でも、そういう礼儀知らずな人間と散々接してきて、嫌気がさして
異動願いを出したくらい。
とにかく、大口叩くには実力が伴わないと・・・
有りもしない実力をかざして大口叩くのはネェ・・・・

娘に、僕が内藤選手を応援している理由を訊かれて、
「大口叩くのは勝って始めて出来ること。この試合はどうせ、
凄く練習している内藤選手には勝てないから、負けたら最高に格好悪いよ」
と話をしてやった。
娘は試合こそ見なかったが、風呂から出た後に結果を聞いて笑っていた。

自分の歴史を変えたい・・・山口選手の気持ちはボクサーとして当たり前の気持ち。
だが、それを実現するにはまず相手より自分を見なくちゃ。
結果論かもしれないけど、内藤選手と違いはそのあたりの気がする。

内藤選手、人気者で当然です。
コメント
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