『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

仕事納め

2008年12月26日 | Weblog
仕事納めとなる最終日。
今日は午前中に、社長をはじめとする取締役や幹部の前で技術報告会。
僕は異動してまだ3ヶ月。
これと言った仕事もしていないのだが、先週末に専務に呼ばれて、
急遽、報告会で僕の専門分野である高圧技術について
これからやりたい事や、自分が考えている将来技術について
話をして欲しいと依頼された。

まぁ、社長は僕が喋るであろう殆どの事は知っているだろうし
高電圧技術にテコ入れすると言う、数年来の念願だった計画が
僕を引き込んで、いよいよ始まるという事をみんなにアピールする
プレゼンテーションらしいので、内容は全て任されていた。

会議室に少し早めに行ったのに、既に取締役は全員揃っていて
入口近くの席に座ったら、社長達の居る中央に席が空いていて
そこに座れと言われて、しぶしぶ移動。
社長が「今日は今年最後の発表に取っておいたんだからな」というと、
隣に座っていた副社長が、「真打ち登場だな」なんて冷やかすもんだから
周りから拍手なんかが沸いちゃって、変てこな会議の始まり。

僕の前に、3人ほど実験報告や開発報告をした人がいたが、
内容はなかなか面白い内容なのに、どうも皆緊張して余裕が無い。
社長がコメントするたびに、びびっちゃって可哀想。
そんな事をしているうちに自分に順番が来ちゃいそうなので
質問して時間を稼ぐが、社長には手の内がバレバレ・・・・・
「後は個別に質問しろ」だとさ・・・・

いよいよ僕の順番で、残り35分。
昼にはサッカーやりたいから30分で終わらせようと話を始めた。
これからやろうとしている事、その仕事の難易度。
そしてその先には、今度の会社の電源を全部見直す計画。
それらは自分でなく、若い人たちにやらせて自分は見ているだけにする事。
そんな事を計画表を見せながら説明。
話をしながら「ここは社長が喜ぶ日程計画にしました」とか
「ここに小さく本音を書きました」と言って、プレゼン資料にある
「開発日程」という表題の前に小さく書いた「かなり無理のある」という
部分をレーザーポインターで示して、笑いを取る。
ここまでは僕の策略通り。
社長は笑いながら、「また、いつもの調子でやっとる」って顔をしていた。
でも、プレゼンテーションで色々好きなことを言わせて貰うということは、
社長に「これをやります」と宣言している事になる。
つまりは笑いを取った「かなり無理な」という言葉の裏には
きついけど、とりあえず最後まで諦めずに頑張るという意味が込められている。
そのあたりを指して、「社長が喜ぶ計画」と言ったわけで、その意図を
社長や取締役が理解してくれている所が、嬉しい反面、自分の首を
締めている事になるのがちょっと冷や汗物・・・・。

プレゼンが終わったら、開発関係のグループ長から
「流石ですね、この会社で余裕で笑い取ってるプレゼンをやる人なんて始めて見ましたよ」
なんていわれて、まんざら悪い気はしなかった。

夕方、終業後は全社員がホールに集まって打ち上げ会。
本社では部署単位だったが、今の会社は会社主催で全員が入り混じって酒を交わす。
こういう一体感がある職場が好き。
その場で、先の会議に出ていた取締役から
「お前はやっぱり堂々としてるなぁ」なんて言われて、
「相変わらず、図々しく態度がデカイだけです」と答えたり・・・・。

とにかく、今年一番の出来事はこの会社に移って、また生き返った事かな?
周りからも、「かつての元気な姿に戻ってよかった」と方々で言われる。
終わり良ければ全てよし。
色々有ったけれど、今年は良い一年だったと思いたい。
コメント
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