スイスでの思い出話。
早くもスイスから帰って2週間が過ぎちゃいました。
日記に書ききれなかった話を書いてみます。
スイス旅行は本当に楽しかった。
2日目から2泊したツェルマットでは、環境保全のためガソリン車は通行できず、
街中で動いているのはホテルの荷物運びに使用する電気自動車ばかり・・・・。
基本的に街の中の移動は歩きになります。
駅前には馬車が停まっていて、何処かの高級リゾートホテルのものらしい。
馬のお尻には『◎ンチ』で街中を汚さないように、受け皿みたいなものが着いていました。
でも、流石に匂いはどうにもならず、馬車が通るとあの芳しい香りが暫く漂います。
晩御飯を食べに行ったレストラン『ダービー』。
このお店は日本語を喋る、変な店員が居て妙にテンションが高い。
それでも、一生懸命サービスしてくれるから、お客としては気分が良い。
このお店で座った場所が厨房に近い場所の、窓際。窓を開けると隣はテラス。
虫が入って来るからテラスでも良かったんだけどね・・・・・
ところがサービスも味も良かったこのお店。難点は従業員の失敗。
大量に出た使った皿などを、お客さんの席からバケットに入れて下げるんだけど、
僕らが食事して居る2時間くらいの間に2度ほど、バケットごと床に落として
『ガチャーン!!』と食器を割っていた。
一緒に行った人達もこれにはびっくり・・・・
『この店、あんなに食器を割っても大丈夫なのかなぁ?』なんて心配になったほど・・・・
デザートに頼んだバナナスピリットが売り切れで、アイスクリームにしたんだけど
これがまるでメインディッシュのような皿に盛られて出て来た。
イギリスでもそうだったんだけど、欧州の生クリームと云うのは甘みが無い。
その代わり、アイス本体はメタくちゃ甘いのです。
それで生クリームを絡めて食べると、丁度いい甘さになるので納得。
生クリームの他にメレンゲ(砂糖を焼いた菓子)が載っていたんだけど、これが劇甘…
珈琲に砂糖を入れずに飲んだのは、久しぶりでした・・・・。
ツエルマットを経つ日の朝に、何処から来たのか?老人の団体。
松葉杖の人や、車いすの人も混じっている。
ちょっと気になって、インチキ英語で話しかけたらオーストラリア人だった。
それで、僕が『Good Day』と言って挨拶したら、喜んでくれて暫く話をした。
その御一行は、イギリス連邦のカナダ、ニュージーランド、オーストラリアに、
アメリカの友人が混じった団体。
仲間が車椅子を押しながら、スイスまでやって来たそうで
シドニーから、バンコック、ドバイを経由して23時間もかけてスイスまで着たと言う話。
僕らのツアーが片道13時間だと言ったら、そりゃ早いなって・・・・・(笑)
姉が国際結婚して、シドニーのニューポートと言うところに住んでいる事を話したら
『どうりでオージーイングリッシュを使うと思ったよ』と言われ、
御夫人からは
『お姉さん、高級住宅街に住んでいるのね?何をされてるの?』
って訊かれたので
『以前は日本人学校の教師をやっていて、今は高校で日本語を教えてます』
と話したら、『やっぱりね・・・・』と言われて、日本人学校の教師は別格だと言う事も聞いた。
シドニーに行った時の話をして、別れ際に頬を寄せて挨拶・・・・・えへ、外人みたい!
ちょっと嬉しくて、楽しい時間でした。
僕のような中学校で習った英語しか知らない人間でも、十分会話できる。
要は『話そうとする』事が大事なのだと、相方Charlieに常日頃言われている事が
嘘じゃないって事ですな・・・・・
海外旅行の一番楽しい所かも知れません。