年明けに始まるであろう立ち稽古の前に、台詞の稽古をみっちりやっています。
今日は一回、通してセリフの稽古をやって、座長がそのたびに
セリフの言い回しや間のとり方、それに強弱を加えた喋り方を要求する。
セリフも言い方ひとつで、ニュアンスが変わるからね。
これは何も、芝居に限ったことじゃない?
語尾を上げると受け取る方の、感じ方が変わることがあったり
普段の生活で発する言葉にも、同じようなことがある。
芝居になると、妙に意識してしまう部分があるのかも知れません。
特に僕は、自分の喋り方が大嫌いなので、それが悩みの種。
太い声の人が、すごく羨ましく感じるのです。
だから、今回の芝居はできるだけ声を低く保とうと思っているのですが
芝居が進むにつれ、僕の怒りの感情を表現しなくてはならず、
そのあたりが悩みの種になっているのです。
今回の芝居は、意外と一対一のシーンが多いのです。
僕の場合は、弟役の石井君と絡む、2回のシーンがその一つ。
体調不良でずっと休んでいた彼が、久しぶりに出席して
二人で休み時間に、色々と話し合った。
まずは僕の考えを伝えて、それについて意見を交換する。
お互いにその場面をどう作ろうと思っているのか?
そういうことを判っていると、動きが加わる立ち稽古になってから
動きの意味も理解できたり、舞台の使い方も変わったりする。
うちの劇団は、基本的に場面での役者の動きについては、
よほどのことが無い限り、演出から細かい指示は出ません。
それだけ役者の自主性を重んじてもらっていると思っています。
今日は2回通して、稽古は終了。
座長と役作りについて、色々とアドバイスを貰いました。
明日は、僕のために仲間が集まってくれるサッカーの試合。
稽古の時間と重なってしまったので、稽古はお休みです。
また何か言われそうだけれど、ずっと前から決まっていた事なので仕方がない。
そう言う訳で、年内の稽古はこれで終了です。
年明けの立ち稽古までに、セリフをしっかりと入れておいて、
台本を持たずに立ち稽古に臨む予定です。