今日は夕方から三時間だけの本読み稽古。
相変わらず、メンバーが全員集合しているわけではないので、
台本の読み合わせも、代役が台詞を読む事になる。
まあ、僕も休んだり遅れて参加したりするので、お互い様。
でも、本読みに限らず、芝居の稽古と言うのは代役だと、
どうしても段取りになってしまうのが他の遊びとは違うところ。
サッカーは、交代選手が居るので、逆に誰とやっても
同じような試合運びが出来るチームが強い。
そうは言っても、やはり相性の良い選手がいて、
勝ち負けは別にしてもパスが出るタイミングや、
ボールを受ける場所などに微妙な違いがあって
試合内容に差が出たりするものです。
芝居の場合は、役が決まっているからサッカーの交代選手とは違う。
その人の役作りや台詞の言い回しで、反応が変わったりするところは
チームプレイのサッカーに似ている部分があるのだけれど、
芝居の場合はサッカーと違って、何度もやり直しが出来ない。
今はまだ、本読みなのでセリフのやり取りだけだけれど、
それでも、人によってセリフのテンポやタイミングが違う。
だから、役者が揃わない稽古と言うのは芝居の流れを覚えるくらいで
セリフのキャッチボールみたいなところまでは行かないのです。
自分の役に関しては、皆さん自分なりに考えてセリフを言う。
代役は上手くても、どこか台本を読んでいるだけ…
そんな処も、セリフの練習みたいになっちゃう感じ。
まぁ、自分の役なのにそういう人も中には居ますけどね(笑)
これが立ち稽古になると、動きが加わるから
セリフを言うタイミングも更に変わってくる。
芝居の稽古が進んで行くと、立ち位置によって、
さらに動きやセリフのタイミングが変わることが間々あるのです。
とは言え、僕も来週の日曜日は時間的に出席できない。
年が明けたら、法事が重なったりで欠席や遅刻がしばらく続く。
あまり他人のことを言える立場じゃないのだけれど、
只でさえ下手くそな劇団なのだから、出来るだけ皆が揃って
稽古が出来るのようにしないとね・・・・