『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、楽しく生きる事
周りにも笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『とと姉ちゃん』

2016年04月05日 | Weblog

月曜日からNHKの朝の連続ドラマ、いわゆる『朝ドラ』が新しく始まった。
今回は『とと姉ちゃん』という、戦後の話。

この話のヒロインは「暮しの手帖」の創始者である大橋鎮子さんがモデル。
大正生まれの職業婦人で、まさにファッションリーダーのパイオニア。
一昨年、93歳で亡くなるまで暮しの手帖を通して社会に啓発、貢献し続けた人。

この「暮しの手帖」の話、5年前に亡くなった僕の母親なら
大喜びして、この番組を観たことでしょう。

5年前に実家を相続して、建て替えるつもりで居たけれど、
定年後の生活や、子供の意見などを考えてアパートを建てました。
当然ですが、その時に実家を解体するために、半年かけて家財道具を整理しました。
家電製品や家具、ピアノなどは親戚や友人に声をかけて、引き取ってもらい
残ったのは大量に有った、本でした。

実際に本だけで一部屋占拠するほど本がありました。
子供の頃に読んだ『世界文学全集』が50巻、『徳川家康』『山本五十六』
『坂の上の雲』などの日本文学に、北杜夫の『ドクトルマンボウ』や
遠藤周作の『狸里庵先生』の本が殆どあり、阿部公房や清水国男などの
戯曲や星進一などの本、『戦争と平和』等をはじめとする
西洋文学の本も本棚一杯にあったくらい、とにかく本が本棚にぎっしりと並んでいた。

その他に雑誌で『21世紀』『東京人』等の定期的な雑誌も捨てずに取ってあって
その中で圧巻だったのが創刊号からお袋が亡くなるまで、
全巻が揃っていた『暮らしの手帖』だった。

創刊号から12冊ずつだったかなぁ?
表紙に『暮らしの手帖』と書かれた、藍色の布で出来た箱みたいなものに
まとめて保管されていた本が、山のようにあった。
それを処分するのに、かなり迷ったけれど、保管するにしても一部屋必要だし、
取っておいても多分見ることはないだろうと、古物商に引き取ってもらった。

その他にも『のらくろ3等兵』や『水木茂全集』『サトウサンペイ』
『小島功』などの漫画もあって、古物商は嬉しそうに引き取って行ったのを覚えている。

そんな思い出のある『暮らしの手帖』に関するドラマの『とと姉ちゃん』。
初回からなんだか、子供の頃を思い出す雰囲気で楽しみな番組。
それを観ながら
『俺も、歳を取ったんだなぁ・・・・』と感じるのでありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする