芝居の稽古もいよいよ残り1週間。
昨日の夕方に音響、舞台監督のスタッフが集まって、
音楽の片野先生や、振り付けの河岡先生、歌唱指導の石崎先生も交えて
芝居の流れを確認する作業がありました。
音楽のきっかけなどをつかむため、何度か稽古を止めて
返し稽古みたいな形になりましたが、今日もその続き。
1時から夕方5時までは、振り付けの再確認などに費やしました。
と言うのも、全員が揃わなかった。
居ない人の部分はカットして、途中からやる感じ。
今日は、その稽古で気合が空回りして、何かいつもと違う。
自分の芝居に、気持ちが上手く乗らないというか・・・・
ミスは無かったけれど、出来としては今までで最悪。
気持ちが乗っていない芝居と言うのは、本当に最悪です。
やっている自分が『何だか調子が悪い』と思いながらだったから
当然のように、座長の目にはその最悪ぶりが見えたのでしょう。
夕方の休憩に入る前に呼ばれて『今日は全然ダメ』と言われた。
まぁ、自覚症状があったから逆に指摘されてホッとした。
夕食は1月から通い続けた蕎麦屋に行き、冷やし狸を食べた。
3か月間、この店で汁気のある夕食を食べられたのが有難かった。
帰りがけに『頑張ってね』と言われ、『また来年…』と
挨拶して稽古場に戻った。
夕方からはノンストップで通し稽古。
気合を入れなおして、芝居の最初から本番と同じように集中した。
本当は毎日、毎回、本番のつもりでやらないといけないのに、
まだ何処か、気が緩んでいる部分があったのでしょうね。
気合が入り、気持ちも芝居に上手くかみ合った気がしました。
そのせいか、ラストシーンでは涙が出て来ちゃって格好悪かった。
でも、自分なりに今までで一番良い芝居が出来た気がしました。
座長も稽古が終わった時に、親指を立てて『Good』サインをくれた。
色々、悩みながらやってきたけれど、やっと手応えを感じた。
今回の公演が楽しみになってきました。
さて、来週は恒例のダイヤビル大会議室を貸し切っての稽古。
いよいよ最後の稽古になります。