『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団ステージドア•『最後のドレスリハーサル』

2016年04月16日 | Weblog

本番まで残すところは1週間となり、今日と明日の2日間で稽古も終わりです。
今日は、小林先生がいらっしゃって、最後の衣装チェックを兼ねたドレスリハーサルでした。

このドレスリハーサルで、僕は衣装替えの時間をチェック。
衣装替えと言っても、ネクタイとシャツを脱ぐだけなのだけれど、
場面転換時に上手から出て、すぐに暗転となり、
その間に舞台裏を走り抜けて、その移動中にシャツとネクタイを外し
暗転明けは下手からの登場になる・・・・という場面がある。

衣装の乱れが無いか?などをチェックして舞台に再登場するまで
今の時間設定で出来るのか?
などというチェックをするのも、最後の稽古での確認事項です。

衣装の確認だけではないのですよ。
通し稽古を見て、衣装の着こなしを小林先生にチェックして頂く。

今回の衣装は女性が全員、スカートを基本にしたもの。
スカートの裾のラインは、水平になっているか?
そういう処を先生がきっちりとチェックする。
ウェストがゴムで出来ているいわゆる『おばさんスカート』は
おなかが出たり、脇腹に肉がついたりしていると、そのラインが崩れる。
おなかを突き出したり、逆にお尻が出っ張ったり、猫背になったりと
姿勢の悪さもスカートの裾に現れる。
先生がそれを皆の前で、実証するから説得力がある。

イヤリングやネックレスの装飾品の付け方、スカーフの付け方もチェック。
衣装は色やデザインよりも、そういった細かいところで差が出るんですね。
ただ、やっぱり素材の良い『高級品』は基本的にそういった乱れが出にくいのも判る。
高いものにはそれなりの理由がある・・・・というわけだけれど、
それを普通に揃えてしまうところが、この劇団に居るおじさん・おばさん達の凄い所です(笑)

男性の場合はネクタイの締め方。
僕はもう少し長めにしろと指摘されて、鏡を見てみたらなるほど・・・・
ちょっとした長さの違いで、だらしなかったりする。
僕はメンズショップでバイトしていた時期があって、その時に
ネクタイの締め方をいろいろ教わったので、自信があったのだけれど
プロの衣装デザイナーは、そのちょっとした違いも見逃さない。

スリーピースのベストは、後ろについているベルトを締めあげて
前に皺が出来ないようにするのは知っていたけれど、
先生はそういう処もしっかりと見ていて、見逃さない。
ポケットチーフの出す量とか、蝶ネクタイが曲がって居ないかとか…

とにかく『プロフェッショナル』というのは見落としが無いのですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする