とりあえず、やりきった・・・・そういう感じの最終稽古でした。
今日は嵐のような横殴りの大雨の中、ダイヤビルに集合。
僕は12時20分くらいに到着して、稽古開始まで余裕を持って来た。
前日、自分が出ていない最初のシーンを座席に当たる位置で見ていて
感じたことを座長に伝えた。
前の方の端っこの席でセリフをいう人が全く見えないのです。
それを伝えて、奥にある椅子を持ってきて真中で芝居を進めるように
提言したのだけれど、それを座長が快く受け入れてくれた。
実は、その見えない人は座長が演じる弁護士が、遺産相続の内容を伝えるシーン。
結局、自分が出ているシーンは良くわからないと、このシーンだけ
唄・演技の指導をしている石崎先生に演出してもらうことになった。
立ち位置が変わるだけなので、大きな混乱は無かったけれど、
石崎先生の演出や、立ち位置変更で芝居がすっきりとして見え、
なおかつ、他人の動きやその移動中の細かい芝居も出来て、
最初のシーンは、かなり良くなりました。
昨日は河岡先生が、ラストシーンの変更を入れて、そちらも判りやすくなった。
先生たちが少しでも良い芝居に仕上げようと考えて下さっているのが
凄く有難いなぁ…なんて感じたのでした。
今日は、通し稽古を2回やりました。
観て頂けば判るかと思いますが、今回の芝居で僕の役は、
今までの芝居に比べて、もの凄くエネルギーが要る。
それこそ、サッカーの試合にフル出場した方が楽な気がします。
実際、昨日も今日も通し稽古を2回やって、帰りの電車に乗るだけで大変だった。
2回公演を2日間やったら、たぶんクタクタになるんじゃないかな?(笑)
今回の芝居の稽古で、色んなことを勉強しました。
台詞や唄を唄う場合、その役になりきること、
そしてどんな気持ちで芝居をし、唄を唄うのか?という基本的なところに始まり
目線や体の向き、ちょっとした姿勢の変化で、台詞なんかなくても
感情が表現できることを、座長や先生方が身を持って教えてくれた。
幾つになっても、覚えることがあるっていうのは楽しいです。
楽しいから一生懸命になる。
これは僕だけじゃない、劇団の皆がそうですね。
多少の難があろうとも、一生懸命に稽古して公演に漕ぎ着ける。
それがお客様に『元気』を与えるんじゃないでしょうか?
金曜日は舞台の仕込みを手伝い、夕方から舞台稽古です。
公演にお越し頂くお客さまに、良い気持ちになって帰って頂けるよう頑張ります。