『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、楽しく生きる事
周りにも笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演後記『お客様の反応』

2016年04月29日 | Weblog

今回の公演も、多くのお客様に脚をお運び頂きました。
動員した観客は二日間で900人強、客席の九割は埋まりました。
手前味噌かも知れませんが、素人芝居の公演にしてはまずまずの結果だった気がします。

来て頂いているお客様の半数以上は、リピーター。
出演者の同僚や仕事上での付き合いで、いわゆる『お付き合い』で、
来ている方も居られるかとおもいます。
僕の関係も最初は『お義理』で来てくれた。
素人の芝居を、プロの芝居と比較して観ていたかと思います。
そういうひとは、次の年から来てくれなくなりました。

実際、最初は僕自身もそんな感じで見に行きましたからね。
芝居はお世辞にも上手いとは言えない。むしろ、下手くそです。
唄も同様に、全く上手くない。とてもじゃないが聴いていられない唄もあります。
芝居などの『芸事に目が肥えていると思っている人』に限って、
そういった芝居のテクニックの部分を評論する。

でも、僕はちょっと違いましたね。
下手くそな芝居なのに、どこかで引き込まれてゆく。
多分それは、下手くそながらも一生懸命やっている姿や、
そういった物事に対するひたむきさとかに、心を揺さぶられた。

若い人が『老け役』でやっている芝居とは違うリアリティもあります。
劇団の若い人が『反則』という部分ですね。
いくら頑張っても、経験から来るものには勝てないと若い人が言います。

皆、私生活では某かの問題を抱えて生活しているでしょう。
そういう人達が、舞台の上では別の人間になって、がんばっている。
そういう姿に感動するお客様も多いはずです。

歌唱指導の石崎先生が、
『一生懸命やらなければ、伝わらない』といつもおっしゃっています。
僕らの劇団が芝居を通じてお客様に伝えるのは、勿論芝居に込めたメッセージです。
でも、その他に『元気』だったり『エネルギー』だったり•••••。
お帰りになるときに、『俺も頑張らなくちゃ』『私も頑張ろう』
と、感じて頂くことこそが僕らの劇団の使命であり、存在意義だと思います。

今回、ご来場頂いたお客様から『ありがとう』と握手を求められました。
それも、僕の知らない初めて会う方ばかりでした。
そんなお客様の反応が『来年も頑張ろう』という気持ちにさせてくれます。
本当にありがとうございました。

コメント
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