『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、楽しく生きる事
周りにも笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

身の程を知る・・・・

2016年04月14日 | Weblog

なんだか厭らしい言い方だけれど、意外と大切なこと。
これは退職した会社の若手の『弟子』たちに言い続けてきたことです。

かつて僕もそうだったように、人間どこかで見栄を張る。
技術的な仕事をしていると、そういう傾向になる人が多い気がします。
知らないことを、調べて勉強する。
今時は、インターネットで調べることが簡単に出来。何でも情報が手に入る。
これを繰り返していると、いつか『自分の知識』が『自分の経験』と
勘違いして、いわゆる『頭でっかち』の状態になって行く。

僕はそれで痛い目に遭って、それ以来自分の目で見たり、
自分の手で検証したりした『見て来たこと』だけを信用することにした。
逆に、それ以外の事は『見て来たようなことを言う』事であり、
極端な言い方をすれば、それらはすべて『嘘』なのだと。
それは結果的に自分の首を絞めることになる。

子会社で育てて居た若手には『出来ない自分を受け入れろ』と言った。
これは『自分の身の程を知れ』という意味で、『背伸びして無理をするな』
ということであり、『見て来たようなことを言うな』と云うことでもあった。

定年退職して、今の事務所を手伝っていて思うのは、
自分の会社の身の程を知らなすぎる・・・・と感じるのです。

ある装置を受注したくて、営業が案件を持ち返ってくる。
色々とアイデアを出して、簡単に作れそうな感じもする。
ところが、いざ設計となると手が足りない。
僕は電気設計者なので、機械系や筐体設計に関して、
アイデアやスケッチは描けたとしても、具体的な物づくりをしようとすると
設計図面をきちんと描かないと、物作りが出来ない。

そういう意味では、仕事を貰ってもやる手が無い。
僕に言わせれば『身の程を知らない会社』ということになる。
でも、結果的に下請けの会社に仕事を流して作り上げるんだけれど
自分自身にその能力が無いとしたら、仕事の主導権は
下請けの会社に牛耳られてしまうのです。

会社に限らず、自分の私生活においても同じことが言えますね。
アパート住まいでベンツを乗り回してみたり、高級品に身を包んだり
自分の収入以上の生活をしたがる人が居る。
それでも、本人が満足していれば良いのかもしれませんが・・・・・

コメント
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