スイスの中で住みたい街は?
と訊かれたら間違いなく『ツエルマット』と応えるでしょう。
小さな町ながら、どこかか活気がある。
それでいてガツガツしていない人への優しさが溢れています。
日本では東北や甲信越などの、いわゆる『田舎』がそうなのかも知れませんね。
でも、ツエルマットには『お洒落』な雰囲気も漂う。
ここが同じ『田舎』でも、日本の田舎と違うところです。
そんな大好きな町ツェルマットとはお別れ。
今日は日の出前にツェルマットからひと駅降りたテーシュまで行き、
そこからバスに乗り換え、フランスとの国境を越えた町、シャモニーモンブランへ行きました。
標高3840mの展望台『エギゥドミディ』へモンブラン観光に行きました。
ここも3度目。ここで買った手袋は、必ず失くなる。
最初の年は翌日に失し、去年も帰国してから失しちゃった。
それで今回は3度目の正直。同じ品物を買ってきました。
日曜日という事もあって『エギゥドミディ』は大混雑。
この日は天候が崩れる前で、気圧も低かったのか?
久しぶりに高地での酸素不足の症状が出て、苦しかった。
それでも、今日も快晴のピーカン。
はるか彼方にマッターホルンを見れたほど雲一つない天気でした。
息苦しさは解消されず、写真を撮った後は、さっさと下に降りてきました。
シャモニーモンブランは、国境を越えたフランス側にある。
EUになって国境でのチェックが無くなったので、スイス側からも簡単に行ける。
それでも、国境を超えるとずいぶん違うものです。
フランスだからというわけじゃ無いでしょうけれど、ブランドショップも並ぶ
街並みはお洒落なリゾートという感じ。
3年目にして、こんなお洒落なところがあったのを初めて知りました。
国境を越えて一番感じたのは、食べ物の違い。
スイスの料理は、正直言って美味しくない。
チーズとジャガイモが主食っていう感じで、味付けも今一つ。
ところが同じ食材でも、フランス側に来たら全然違う。
ポテトグラタンも美味しくて、間食しちゃったほど味付けに差がある。
一緒にツアーに参加した料理人の兄弟が、同じことを言っていたので
料理のセンスがフランスとスイスでは違うのでしょう。
お店で食事を終えて、帰る途中・・・・
パスポートと財布が入った首から下げる袋と、カメラを忘れたのに気が付いた。
あわてて戻ったら、まだ店の席を片付け始めたところで難を逃れた。
一昨年のように、またツアー離脱して一人旅をしなくて済みました。(汗)
シャモニーから、レマン湖のほとりにある街のワイナリー見学。
ワインの味は今一つ、若い感じでしたが値段が17フラン(約2000円)という事を考えたら
そこそこ良い味のワインなのかなとも思いました。
スイスワインは日本で殆ど手に入らないので、お土産には良いかも?
僕は小さなスーツケースとリュックで出かけたので、お土産を入れる余裕がなく、
ワインは試飲だけで終わりました。
その後、高速道路を使ってベルン経由でアイガーの麓の町グリンデルワルドへ。
山に雲がかかって、明日はちょっと天気が崩れるような予報。
最後の最後で、晴天の展望は望めないかも・・・・・