朝から、凄い雨。
台風13号が東に進んで、東海地方に接近したところで
熱帯性低気圧に変わったので台風上陸とはならなかったけれど
その影響で関東地方は、局地豪雨に見舞われた。
僕も車で家を出る時に大雨。
ところが、1㎞も走らないうちに雨が止んで晴れ間が見える。
荻窪から三鷹を抜けるあたりで、再び豪雨。
今度は前が見えないほどの降り方で、ずぶ寝れになっている人を
何人か見かけたのだけれど、見ていて気の毒と言う感じ。
そんな光景を見て、まだ下の子が生まれる直前の事を思い出した。
長女はまだ3歳で、休日は荻窪の実家に祖母とお袋が居るて、
長女を連れて行くと喜ぶし、僕はお袋の様子を見る事も出来て
一石二鳥だったのです。
車の助手席にチャイルドシートを装着して、長女を座らせて
吉祥寺から実家へ向かう途中で、大粒の雨が降り出した。
狭いバス通りの停留所で、雨を凌ぐ場所も無い所に、
若い女性が一人、バスを待っていたが傘を持っている感じでもない。
長女が『お姉さん、濡れちゃうね…』って言うので、
急遽、彼女の前で車を止めて後ろの席に乗りなさいと伝えた。
子供が乗っているので、警戒しなかったのかな?
その女性を乗せて、行き先を訊いたら荻窪駅まで行きたいと言う。
ちょっと遠回りになるけれど、時間にして10分も変わらない。
その子を駅まで送ってから、実家まで行ったことがあった。
その子の名前も、年齢も全く知らないし、訊く必要も無かった。
車を降りる時には、小雨になっていたけれどその女性は、
僕にお礼を言って、降りて行った。
『お姉さん、濡れないで良かったね』と長女。
考えてみれば、長女が乗って居なければ、その子を乗せずに
通り過ぎていたかもしれない。
たとえ声をかけても、長女が居なかったら乗らなかったでしょう。
今思うと、長女は小さい頃からそう言った気遣いがあった気がする。
親戚の中でも長女は『いつも気配りしている大人』と言われる。
人間として、大事な部分を持っている子だなぁっていつも思う。
ずぶぬれになった人を見て、そんな事を思い出したのでした。
今日は昼間、何度か豪雨があったけれど、帰る頃には空には
星が見えて、明日は天気も回復しそう。
それでも、一時期に比べて風が涼しくなった。
秋がもうすぐそこまで来ているんですね。