無事帰国。
3年連続のスイス旅行で、慣れたという事も手伝ってか?
今回はじっくりとスイスという国の良さを実感して帰ってきました。
スイスに行って一番感じるのは『人の優しさ』。
それはスイス人というわけではない。
スイスで出会った人たちと、つたない英語でちょっとした会話をしたのだけれど
その人たちすべてが素敵な人たちだった。
スイスで出会う人は、みんな優しくなるのだろうか?
最初はサンモリッツで出会ったシンガポールからやってきたご家族。
帰りのバスの時刻表を見て、どのバスに乗ったらいいのかわからなかったけれど、
その時にその家族の娘さんが声をかけてくれた。
一緒のバスだから、待ち時間を暖かい場所で一緒に過ごそうと声をかけてくれた。
シンガポールから家族でスイス旅行なんて、きっとすごい金持ちでしょう。
ところが服装は至ってふつう。
奥さんが凄く素敵な方で、日本にも何回も来ているようで話が弾む。
僕のインチキ英語でも、一生懸命話を聞いてくれる。
娘さんとお兄さんは仲良しで、お父さんは控えめな家族。
この家族と出会って、本当にうれしかった。
ツエルマットでは、ロープウェイの中でご一緒したご夫婦が素敵だった。
乗り換えを間違えないように、丁寧に教えてくれた。
山歩きですれ違った人とも、お互いに『ここまで何分?』
という質問をして、『頑張ってね』と声を掛け合う。
これは日本の山でも良くある光景。
それと、日本と違ってスイスは喫煙者に寛容です。
街の至る所に灰皿が置いてあって、歩きたばこも良く見かける。
これは去年は無かったシャモニーモンブランの街にあった灰皿
これはパーキングエリア。
駅のホーム、広場、街の歩道の角・・・・・どこにでも普通にあるのです。
そういう環境だからか?吸い殻のポイ捨ては殆どない。
日本のヒステリックな嫌煙ムードから解放されて、これも気分が良かった。
観光立国なんて、日本では到底無理。
『おもてなし』なんて言うけれど、その裏側には金儲けが見え隠れする。
スイスはそういう点で、国を挙げて『おもてなし』を普通にやっている。
松葉づえや車いすを使う人も、遠慮なく電車を使って展望台に行ける。
富士山の頂上まで、誰でも簡単に行く事が出来るような国です。
スイスに行くと『おもてなし』なんて言っている日本が恥ずかしい感じがします。
3年連続で行ったスイス旅行。
山の美しさに加えて、こうした人の優しさが僕を引き付ける。
また、お金をためて、時間があれば再び行きたい所ですね。