雨です。
日本にゆっくりと接近して、今日にも九州へ上陸しそう。
近年、豪雨の被害が多くなった印象があるけれど、とりわけ今年は凄い。
九州なんて、もう嫌と言うほど雨が降って被害も出ているのに
今回の台風は、その上を行くような雨が降ると言う予報。
大きな被害が出なければいいですけれどね。
天気図を見ながら、台風の進路を予想する。
今回の台風は、日本海を北上しそうですね。
天気図を見ながら最近、北朝鮮がミサイルを発射して、それが日本の上空を通過して
Jアラートが出たりで、大騒ぎしている事を思い出した。
実はこれに僕は疑問を持っていた。
そうしたら、今日のYahooニュース
『“ミサイル報道の地図”にピッタリなのは何?
「あの図法」では、間違った理解になっているかも』
で、僕の胸につっかえていたことが記事になっていて、
ちょっと自分の地図に関する知識に自信が持てた。
子供の頃から地図を見るのが趣味で、地図の事なら結構詳しいと自負している僕からすると、
テレビで出てくるミサイル軌道の地図は、ちょっとおかしいんじゃないかな?…って思っていた。
小学校の頃から社会科で教わる世界地図は、この記事にも出てくる
『メルカトル図法』と言う手法の地図。
これで北朝鮮とニューヨークを結ぶとこんな線になる。
このメルカトル法の地図で正確な距離を示すのは赤道上の線のみで、南北(地図の上下)に行くにつれ
距離がどんどんいい加減になって行くもの。
位置関係を把握するには解りやすいけれど、今回のような直線で軌道や距離を示す場合、
実際とは全く違った軌道になってしまうのです。
例えば北極点で直径1㎝の円を描いて、その線をメルカトル図法で描くと
一周3.14㎝の距離が、地球の赤道上の長さになってしまう。
これは一番極端な話ですが、イメージとしては間違っていない気がします・
それに対して『正距方位図法』という図法は正確な距離が地図上で見られます。
暇なので、北朝鮮が本気でアメリカのニューヨークを狙うと想定した場合を想定して、
こんな地図を作ってみました。
緑の線が直線で結んだ最短距離、赤い線はメルカトル図法の直線で結んだ線。
これを見ると、最短距離は日本上空を飛ばずにサハリン上空から、北極圏経由で到達する。
グアムを狙う場合は、確かに日本上空を通過しますけれどね。
先日のミサイルは、結局射程距離を確認するためのもの。
あの軌道では、アメリカまで1万キロくらいの航続距離が無いと届かないし、
飛行時間が長ければ、撃ち落とされる確率も高くなるのです。
日本の政府が、この時とばかりに迎撃ミサイルの整備をしているけれど、
なんかどさくさに紛れて・・・・って気がするのは、僕だけなんでしょうか?
でも、だからと言って日本が安全と言う訳じゃありませんがね・・・・