私は日本という国を愛しています。かなり熱烈な愛国者です。
さてキリスト教と神道と仏教の混淆の様子を示す写真を掲載いたします。
これらの写真は五島列島生まれの写真家、峰脇 英樹さんが Face Book に掲載したものです。
1番目の写真は 長崎市下黒崎町枯松頭にある枯松神社です。
枯松神社は禁教時代に外海地方で活動した日本人伝道士バスチャンの師であるサン・ジワン神父を祀っています。この珍しいキリシタン神社は外海のかくれキリシタンの聖地のひとつです。
神社といっても鳥居はなく、小さな社殿がひっそりとあるだけです。厳しい弾圧の中、信仰がばれないように神社としてカムフラージュしたなごりなのです。
2番目の写真はこの神社での合同慰霊祭の写真です。
この合同慰霊祭では、2000年より毎年11月3日に行われています。
サン・ジワンとその信仰を守り続けた先祖たちの霊を慰める祈りの行事です。特徴的なのは、現在のカトリック信者と仏教徒、そして旧キリシタン(かくれキリシタン)が一堂に会して祭りを行うことです。
カトリック教会による慰霊ミサやかくれキリシタンの代表によるオラショ奉納など、緑深い山林の小さな神社を前に行われる儀式はとても神聖で神秘的な雰囲気が漂うそうです。
3番目の写真は「﨑津三宗派御朱印帳」を出している熊本県天草市の 普應軒です。
このお寺は元禄年間(江戸時代中期)に創建された曹洞宗のお寺で釈迦如来が祀られています。
ここで最近、有名になっているのが「﨑津三宗派御朱印帳」です。キリスト教と仏教と神道という3つの異なる宗教の御朱印を一冊の御朱印帳として発行しているのです。キリスト教に御朱印制度はありませんから非常に珍しいものです。
4番目の写真はこの「﨑津三宗派御朱印帳」です。
キリスト教の御朱印は世界遺産のカトリック崎津教会の神父さまが墨書しています。神道の御朱印は﨑津諏訪神社の神主さまが墨書しています。
これらの写真はキリスト教と神道と仏教の混淆の様子を示しています。
日本には本当にいろいろな宗教があるのです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)