後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「ヒナゲシなどの花々の写真をお楽しみ下さい」

2018年04月28日 | 写真
今日は朝から晴れた素晴らしい陽気です。
午後から三鷹市の緑と花の公園に行きました。車で40分くらいの所です。
ヒナゲシが一面に咲いて心地良い風に揺れています。
その他、いろいろな花々も豊かに咲いています。
冬には何も無かった畑に春の花々が溢れるように咲いています。
季節が来るとこんなにも沢山の花が咲くのですね。
写真をお楽しみ頂ければい嬉しく存じます。













血も涙も無いと思われていた金正恩委員長の本物の笑顔に感動

2018年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム
金正恩委員長は側近の高官を冷酷にも処刑しました。韓国の延坪島を無残にも砲撃しました。実の兄を暗殺させました。何百人の韓国人と十数人の日本人を拉致しました。荒れる冬の日本海へ数百人の漁師を粗末な木造船に乗せ出漁させました。このイカ漁で多数の遭難者を出たのです。そして昨年は長距離ミサイルを連発し、核実験も実行したのです。
ですから多くの人々は金正恩委員長には血も涙も無いと思っていたのです。それは当然なことではないでしょうか?
その金正恩委員長は文在寅韓国大統領の2人だけの会談で次のように語ったと報じられています。
「(板門店まで車で来る途中で)朝鮮戦争で故郷を失った失郷民や砲撃を受けた延坪島の住民のように砲撃を怖がっている方々が、今日の南北会談に期待を持っていることを想いました」
そして私は昨日、今日のテレビニュースで金正恩委員長の本物の笑顔を見たのです。
今迄は偉そうに威張った顔しか見たことが無かった私は心中から感動したのです。
まさに歴史の転換点の場面を見て胸に熱いものが湧き上がってきました。
それは戦後73年間続いた南北朝鮮の緊張が氷解した瞬間でした。真に朝鮮半島に暖か春がやって来たのです。
それでは金正恩委員長の本物の笑顔の写真を示します。

1番目の写真は文大統領に笑顔で近寄し手をとって一緒に南北の境界線をまたいだ場面です。文大統領が「私はいつごろ(境界線を)越えていけるだろう」と話したのに対し、金委員長が「いま越えましょう」と誘い、文大統領の手を取って北朝鮮側に入った。事前のシナリオにはない演出だったそうです。

2番目の写真はその後、文大統領と金委員長が抱き合っている光景です。

3番目の写真は板門店の韓国側の徒歩の橋のベンチに座って30分間、2人だけで話合っている場面です。2人は昔からの知り合いのように寛いで楽しそうに話合っています。とても和やかで良い場面でした。同じ民族で通訳の要らない朝鮮語で喋っている様子が良かったです。

4番目の写真は記者発表をしている金委員長の笑顔です。このように活き活きした笑顔を従来見たことがありません。素晴らしい写真です。

5番目の写真は会談の前に文大統領と金委員長が笑い合いながら歩いている場面です。2人の笑い顔が暖かい空気を醸し出しているようです。

6番目の写真は昨夜の歓迎夕食会を前にした文大統領夫妻と金委員長夫妻の記念写真です。

7番目の写真は文大統領の奥さんと金委員長の奥さんの写真です。若い金委員長の奥さんが年上の文大統領の奥さんより少し後ろに立っています。長幼の序をわきまえた賢さが偲ばれます。何処かの総理大臣の奥さんと比較してはいけません。

こうして韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長は会談し、年内に朝鮮戦争の終戦宣言を行い、休戦協定を平和協定に転換するため南北米、または南北米中の首脳会談を推進することで合意したのです。朝鮮半島の非核化もあらためて確認したのです。

 両首脳はこうした内容を柱とする「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」を発表したのです。
 「新しい平和の時代が開かれたことを8000万人のわが民族と世界に厳粛に宣言した」として、南北は朝鮮半島で先鋭化する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくことを決めたのです。

さてこの後、6月のトランプ大統領と金委員長の会談が順調に行けば、朝鮮半島は完全に終戦し、平和条約が出来るのです。
そうすると北朝鮮は日本による朝鮮併合の賠償金を要求してきます。日本は韓国に巨額の賠償をいろいろな形で支払って来たのです。
これから工業の近代化に手する北朝鮮が日本からの資金援助を期待するのは自然な成り行きではないでしょうか?
それは必ず拉致問題の解決と連動すると考えた方が良いかも知れません。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)